2017年9月30日色葉あや_5502

ブログ後記 絵描き引退について

 今月のブログ、短くないか……ってまあ例の体調不良がずっと尾を引いていて、なかなか書くための体力的余裕が作れず……という事情で。健康状態が元に戻らない。それで病院通いという状況だ。

 毎月、2回くらい『○○月制作イラストの紹介』という記事を書いていたけれども、それも11月はなし。せめて3枚はないとブログ書きづらいし、それだけの枚数を発表できなかったのでなしに。
 絵は描いていない……わけではなく、実は個人依頼の仕事を受けていて、そっちのほうに集中していた。内容については、守秘義務があるので話せない。現状、この仕事が唯一の収入源になっているので、そちらに集中してしまうことはご容赦願いたい。
 もしも私に絵を描いて欲しい、自分だけのイラストを描いて欲しい、という人はスキロッソでご指名いただけると対応するのでよろしくお願いします。イラストは1キャラ1万円からとなっている(私が得意としているセーラー服美少女なら1万円で描く。それ以上に複雑な要素が絡む場合、少し高くなる。“衣装代”をいただく場合がある)。

スキロッソ:とらつぐみ

 さて、絵描き引退について。『○○月制作イラストの紹介』で書こうと思ったが、そちらがなしになってしまったので、こちらでちょっと触れておきたい。

 ずいぶん前から引退する引退すると言いつつ、先送りしているうちにすっかり「引退詐欺」状態になっているのだが、引退時期は2019年4月辺りがちょうどいい時期かな……という気がしている。
 私は2014年の4月にイラスト投稿を始めたわけだし、最近のイラスト制作・発表も4月スタートだったから、4月に終わるのがちょうど区切りとしていいかな……と最近うすらぼんやり考え始めている。ちょうど5年だしね。
 その後は首を吊ろうか飛び降りようか……まだ何も考えてない。決められるほど、考えがまとまっていない。
 実は今、色んな企業に今まで描いたイラストを送り、「仕事ください」をやっている。もしも仕事が得られて、ちゃんと収入が出て、もうしばらく続けられるようなら、引退は延期。今までにも書いてきたように、私は本当に貯金がなく、生活に困っているので(これはギャグではない)、お金が得られるならこの機会を逃したくないし、貯金ができるまで絵描きを辞めるべきではないだろう。「次」に繋げるには、何にしても「金」だ。
 戦果は……というと、まあこういうところで、こういう書き方をしているところからわかるように、全滅。「いらねーよ」と丁寧に絹に包まれた言葉で突き返されている。そういう状態だ。
(実際には個人のイラスト制作の依頼が急に増えたので、就職活動はしばし延期にしている。やっと来た仕事だから、投げやりに扱うわけにはいかない)
 確かに私の絵は、扱いづらい絵だろうなーという気はしている。今のスマホゲームにありがちな、「わかりやすい個性」や主張、あるいは画面に密度感がない。今時な意味での「受ける」「バズる」感じがまったくない。私の絵がどこかのサイトに掲載されていたとしても、大体の人は「ふーん」で素通りしていくだろう……そういうタイプの存在感のない絵。今みたいな絵を描き続けている限り、私はどこからも仕事はもらえないだろう……という予感はしている。

 もうしばらくは続けてみるけども……おそらくはダメだろうな、という予感はしている。いや、予言として「どこからも採用されない」と断言しておこう。ダメに決まってる。
 それなりに頑張ってきたつもりだけど……。4年掛けて残ったものが何もない。実績ゼロ。
 もともとは『projectMOE』という作品をきちんとした形にしたい……で始まったものだったけど、肝心の作品が中途半端なものにしかならなかったし、そこで得た収入が合計で5000円にもならない。私は4年間、何をやってきたんだろう……むなしさしかない。頭の中も体の中もからっぽ。私には何もなかった。何もないことが証明されただけ。
 努力とかそういうの何の意味もなかった。もともと才能のないやつがどんなにあがいても何も生まれない。「無」だった。残ったのは壊れた体だけ。

 努力し続ければ夢は実る。頑張り続ければ結果は出る。夢を諦めるな。
 広告の世界では軽々しくこう言うけど、現実はこっちだ。頑張っても頑張っても、「才能」という要素が抜けていたら、何も生まれない。
 やりたいこと……一杯あったんだけどね。もう何一つ実現させられないことが確定してしまった。
 私を見ろ! これが現実だ! 私みたいな人間になりたくなかったら、無難で堅実な人生を選んだほうがいい。特別になろうとするな。人生の選択肢を間違えた間抜けが、人生の終わり際に得た教訓だ。成功者が言うより、よっぽど現実的な言葉だろ?

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