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6月14日 気付けばE3始まってたよ……

 え! E3始まってる?
 ……ある朝パソコンを起動して、そのことを知った。
 あっちゃー……もうちょっと先だと思ってたよ。「E3が始まるまでに書籍制作を完了させて、心ゆくまで見てやるぞ」というつもりだったのに。終わらせられなかった……。

 まだ忙しいので、リアルタイムで終えず、後からゲームメディアに載った情報を追うのだけど、そうすると、タイトルとサムネイルだけを見て、自分が気になったものしか見なくなる。こういうのは良くない。それに合間に見ているから、2倍速視聴。2倍速でゲームのイメージ映像を見ると、何のゲームかわからなくなる。かっこいい映像だけど……これは何をするゲーム? ってなる。あとで説明を読んで、「あ、アドベンチャーゲームね」ってなる。これも良くない。
 やっぱり時間をかけて、じっくり見るべきだな……。

 そんななか、気にタイトルを1本だけピックアップ。

[E3 2021]「Avatar: Frontiers of Pandora」が発表。PC,PS5,Xbox Series Xに向けて2022年に発売

 映画『アバター』がゲームになる! しかもPS5、Xbox Series X、PC向けタイトル。ある一定以上水準のゲーム機じゃないと動かないような仕様として作っている。映像を見ると、まさに映画で見たあの『アバター』が動いている。これは楽しみしかない!

 でも正直なところ、少し色あせかけてるなぁ……という気もしている。
 映画『アバター』が劇場公開されたのは2009年。あの当時は、デジタル上で完璧な異世界を作った映画というのはほとんどなく(『ロード・オブ・ザ・リング』もあったが、あちらはニュージーランドの風景というベースがあった)、しかも当時出たばかりで珍しかった3D映画。注目ポイントだらけで、売れない要素を探しても見つからないほどだった。
 特に世界観造形は凄まじく、ジェイムズ・キャメロン監督が自身の人脈を駆使して、世界中から腕利きのアーティストを集めて作り上げた。植生から生態系までいちからすべてを空想と検証とテクノロジーを駆使して作り上げ、まさに誰も見たことのない、完璧な異世界だった。それを3Dで覗き込むことによって、没入感は圧倒的に高まる。
 あそこまで隅から隅まで異世界を作り上げた……というのはいま見てもやっぱり凄いけれども、あれから10年の歳月が過ぎ、そこまで異世界を作り上げた例は、別に『アバター』だけでもない。周りの色んな作品が『アバター』に追いついちゃった。あの超密度な世界観を、リアルタムレンダリングで出せるくらいまでゲーム機が追いついてきちゃったというのもある。
 映画『アバター』の続編制作はもうだいぶ進んでいるらしく、聞くところによるとすでに撮影は終えて、デジタル制作(ポスト・プロダクション)に入っているとのこと。でも、あの時のようなメガヒットの再来はあり得るのだろうか……。『アバター』の世界観も3D映画も今となっては別に目新しくともなんともない。10年前の産物だ。新作『アバター』を見て、私たちはあの時のような新鮮な感動を得られるだろうか……。
 ……と、映画の話ばかりで、ゲームの話をしていなかった。ゲーム映像のほうだけど、空中の疾走感がやや物足りない。羽ばたき方のアニメーションやカメラ移動が弱いのかな。まあ、そこは微調整ってところだから気にしないけど。
 1人称視点ゲームってことだけど、VR対応かどうかも気になる。VR機器まだ持ってないけどね。

 今回のE3で取り上げるのは『アバター』1本だけ。他の作品は隙間時間で急いでパッパッと見ちゃったから、コメント載せるほどの感想が浮かばなくて……。今回のE3映像で「おっ」と思えたのはこの『アバター』だけ。倍速で見るのって、ダメだな……とつくづく思った。印象が薄くなっちゃう。


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