見出し画像

老後資金は2000万円って報道に躍らされ、ローリスク・ローリターンな投資を数か月ためした話。老後は毎月10数万円ぐらいの利益が出せるといいなぁ

はじめに(要点!読むのはここだけで十分かも)

ここ数年の僕の中で、結構おおきなテーマである『お金』についてnoteにまとめてみたいと思います。

2020/08/20追記、開始後10か月後の状況を追記しました。
2020/09/02追記、2020年8月の取引の詳細を最後に載せてみました。

まず、このnoteでは情報商材を買わせる事も、特定の証券会社を勧めるアフィリエイトも何も無いので、ご安心ください。あるのは、ただ僕の投資の考え方、そしてその結果だけです。そして、お金がお金を生むことについて考えることができれば・・・老後資金の2000万円の捻出だって現実的なものになってくるかもしれませんし、ならないかもしれません。
ただ、僕の数か月の事例が参考になれば、幸い・・・と思っています。

さて、投資にはいろんな考え方があります。そして、僕は投資の初心者です。でも、損はしたくない。なので、ローリスク、ローリターンの選択を選びました。それでも平均すると月に2%前後ぐらいの利益は出ている感じです。
仮に10万円の元手で2%の利益といえば2000円です。飲みにいったら無くなってしまいそうなお金です。
でもこれを複利で計算すれば1年間で10万円をまわせば26000円ほどの利益になります。飲み会1回分にも満たない!と思ってたのが、飲み会3~4回分ぐらにはなりましたね?

https://www.fukuri.info/?p=100&pu=10000&r=5&ru=m&t=12&tu=m

ちょっとした詐欺師が言いそうな話ですが、複利計算を知ってる人からすれば当たり前の話です。
でも、改めて見てみると気持ちが上がってきませんか

と、まぁ調子のよい事を説明していますが、投資って失敗する人が多く、周囲にも100万円の元手を3年運用して半分に減らしたって人も少なくないです。さらに言うと成功する人はうさんくさい(成功した人がうさんくさいのか?それともうさんくさい人が成功するのか?そもそも『うさん』てどんな臭いだ?)。そういうイメージが拭えないと思います。成功を喧伝する人は、情報商材を売りつけるというもっと楽な方法を選んできますからね。なので、僕の目指す道は、うさんくさい成功者と、失敗の間の『中成功』を目指したいと思います

まず、どうして投資で失敗するのかを考えてみました。
投資は安く買って高く売ればいいだけです。
仮に100円で買ったものが下がったとします。どんどんどんどん下がっていって、でも、110円まで戻ってきた時に売れば10円の利益は出るのです。ところが、多くの人がハイリターンを狙う為のテクニックを駆使するのです。『信用取引(レバレッジ)』や『空売り』といったやり方を使えば、多大な利益も損失も生じてきます。

信用取引とか空売りの説明は専門的なサイトに任せるとして、そういうテクニックを使いまくると失敗した時のリスクが高くなってくるのです。
なので、僕はそういうテクを使わず、扱うのは現物のみ・・・当然、利益は減りますがリスクは極端に減ります。
ローリスク、ローリターンなやり方です。

前置きが長くなってしまいました。
今、僕は3ヵ月ほど仮想通貨を試しています。
投資対象は、株でも外貨でも(それこそマンションでも)何でもいいんですが、僕の場合、値動きが激しいという理由で仮想通貨を選びました(仮想通貨の構造的なリスクについては下記を参照)。

あと1つ補足。
『1BTCが200万円を超えた!』なんてニュースもありましたが、ビットコインは0.1とか0.01といった単位でも買えるので、10万円ぐらいの元手からでも十分に始められます。

ちなみに僕の最終的な目標は豊かな老後を送る為に、生活費の一部を月利1%でまかなう事だったりします。
仮に、毎月10万円のお金を投資から得たいのであれば、1000万円の元手さえ作る事ができれば、毎月10万円の運用利益が出せる事になります。コツコツ貯めて1000万円の貯金を作るのもいいですが、100万円の貯金を元手に、月2%の利益で10年運用して1000万円つくる方が現実味あるかなぁ、と思っています(自分が働くだけでなくお金にも働いてもらおうという事。ただ貯金しておいてもお金は働いてくれませんから)

イメージ通りに進むかどうかは、やってみないと分からないです。
ただ、ほとんど銀行金利も無く、各種信託も年利数パーセント程度の中で、自分の努力で年利26%(月利2%の複利計算)を出せるとすれば試してみるのも1つの手ではないでしょうか。

老後資金2000万円問題を聞いて動く人、そうでない人~実際に仮想通貨に手をだした3か月間

頭でっかちの僕が、恐る恐る投資に手を出そうと思ったキッカケは、大きなニュースになりましたが金融庁のレポートに書かれた『老後に2000万円の貯えがないと・・・』という話。

それを聞いて国の無策に憤った人、悲観した人、いろんな人がいると思う。僕は、そもそも国に期待していないので(失礼)、あまり感じることは無かったのですが、もう不惑も過ぎた自分としては何かしらの対策を考えなければ先がないと考えました。
で、いろいろ調べて、とりあえず10万円で仮想通貨を試してみようか、と。
10万円ならちょっとした課金ゲームと割り切れる・・・失敗しても勉強代と思えそうだったから。

基本スタンスは安けりゃ買う高けりゃ売る変わらない時は寝てる・・・といった感じ。BTCとXRPを半々買って、初月に5000円の利益を出す事に成功しました(月利5%)。そのうち、買った時よりもさらに値を下げた時に追加購入したくなり、そのつど元本を増やし仮想通貨を買い足していきました(半年ほど過ぎた時には元本が100万円になっていました。思えば最初から100万円ぐらいでスタートした方が良かったかも・・・)。

この3か月、順風満帆だったかといえばそうでもなく、失敗もありました。105万円で買ったBTCの売りタイミングを見誤ってるうちに値崩れし60万円を下回った時は本当に切なかったし寂しかった。おかげで大きく総資産を減らしましたね。その後、2か月ぐらいで元値まで戻り売り抜けて数千円の利益をだしましたが2か月待つのは長かったな…。

たかだか3か月やった感想ですが・・・ゲームっすね。

僕は数か月やった程度の初心者ですが、買ったヤツが上がってれば売った時はうれしいし、下がっていれば買えばいい。隙間の時間に最初に確認するのはSNSでは無く、仮想通貨のチャートの画面になりました。困ったのは値動きが無い時だけど、動きが出るのを待つ楽しみもできた。ちょっとしたゲーム感覚(仮想通貨は複数あるけど基本的にBTCに連動するのでBTCが止まれば他も止まる事が多いです)。

昔と違って、今は簡単にスマホ片手に投資ができる(親の世代はわざわざ投資会社に電話して買うタイミングを伝えたりしてたわけだから)。とはいえ、上に書いたように投資をやってる人の多くが失敗しているという事実もあったりする(失敗例はネット上に腐るほどありますので興味のある方はご自身でも確認してみてください)。

ただ、3か月やってみて感じたのは、無謀な欲をださずに適度な利益を狙う程度であれば、投資ってそこそこいけるんじゃないかな?という手ごたえです。あと1年、5年・・・と、続けて感じる事はあるかもしれないけど、最初の気持ちとしてはこんなところ。

世の中を大きく揺さぶった『老後は2000万円が必要』というニュース。同じニュースを聞いて、どう動くかは人それぞれですが、僕にとってはいいキッカケになったニュースだったのです。

おまけ~なんで日本人はお金を稼ぐことを害悪と思うようになったのだろう

これについては、本当に不思議で。汗を流して働き慎ましくコツコツ貯える事が美徳とされる一方、その反対に、何を生み出すでもなくお金を稼ぐことに一生懸命な人は異端とみなされ軽蔑されたりする。自分も、投資ってものは「お金をもってる人が、より儲かる仕組み」と思っていた(確かにその側面はあるのだけど)。

歴史を紐解くと、江戸時代の武家社会の質素・倹約を美徳とする風習が4百年続き、その後、明治維新を経て、戦争時代は欲しがりません勝つまでは、で、戦後は家族を顧みずジャパニーズビジネスマンは24時間戦う事が求められていた。そうして親から子に、汗水流して報酬を得ることが正しき価値観として教え込まれてきました。
一方、他人を騙して多くの利益をあげる人たちが後を絶たず、その結果、お金を求めることに嫌悪感を抱いてしまう・・・

そうした価値観で育った僕たちが、価値観を変えるのは簡単なことじゃないと思います。それでも、たった10万円でも投資を試すことができる。今じゃ、8歳の長男も僕のiPadを見て、お年玉でビットコイン買いたいな―と言ったり「あがったの?」と聞いてくる始末です。
長年、社会に刷り込まれた価値観を変えるのは難しい。それでも、個人単位であれば、まず一歩ふみだせば、変えることができると思ってる。何歳になったって、勉強できる、と

このnoteを書いてるのは、自分の初心を残しておきたいから。もしかしたら数年後の自分は凄く上手くいって天狗になってるかもしれないし、失敗して投資なんか見たくもないって思ってるかもしれない。
でも、この3か月で感じた気持ちを残しておけば、いつか戻ってこれると思う。ある意味セーブポイント。

おまけ:次世代に対して負の遺産を残さないために

まだまだ多くの日本人が汗水を流さないカタチでの収入ってヤツを蔑視していますが、その多くは食べず嫌いな感じがします(自分もそうだったし)。
まず、試してみてから価値観をアップデートしていかないと、これからの時代にはレガシーとして扱われてしまうのではないでしょうか

古い世代である僕としては、投資がもつ負のイメージを、これからの世代には持ってほしくないと強く願うのです。世界に逆行する日本独自の価値観を持ち続ける必要はどこにも無い。仮想通貨であれ、外貨であれ何であれ、彼らがお小遣いを増やしたいと思ったら、前向きに体験談を話してあげられる、そういう大人でいたいのです。

世の中にはまだまだ楽しいことが山ほどある。今までの価値観を疑ったら新しいものが見えてくる。
四十を過ぎ、子育ても大変だし、仕事では負担も増え、体も融通が利かなくなってきていますが・・・でも、今、ちょっと違うドアを開けてみるだけで、若い頃より楽しいって、そう感じられるうちはまだまだやれるかなぁ、なんて思っています。

追記:コロナ第2波の現状は…?!

本note記録時は2020年の1月。まだコロナの騒ぎが対岸の火事だった頃だったと思います。それから8か月。仮想通貨を1年近くやりつづけた事になります。

・・・えっと、結論から言うと、コロナで動きが激しい時、ほとんど何もできていませんでした。その時にきちんと動いていれば、もっと利益を出せたんでしょうが、正直それどころじゃなかったのは自分の甘さかもしれません。下のグラフが利益額の推移なのですが3月~5月はほとんど動いてないです。

画像1

では、仮想通貨をはじめて10か月(途中3か月間は動きがほとんどなかったですが)で、全体の収益がどんな感じになったかというと、こんな感じです。

画像2

赤線が元本、青線が元本+利益です。最初10万円ではじめましたが、それじゃ物足りない!と、定期的に運用資金を増やしました。なので単純に利益分だけを計算するのは難しいのですが、この感じだと12か月(残り5か月)で、年間50万円ぐらいは利益でるかなーといった具合ですかね。

ちなみに、2020年の8月の売上の一部ですが…こんなもんです(全部を載せるのはちょっと恥ずかしい)。
XRPが買った時よりずっと低迷してたので、我慢できずに打ってしまいましたが、8月中旬に34円まで回復したんですね…あー、勿体ない。

画像3

まぁ、こんな感じで、はじめて1年で、そろそろ月10万円も視野に入ってきたのかな?

これから先は夢物語ですけどね。
今後、この調子で4年間、月利3%で回したら、1000万円を超えてくる計算になるみたいです。さらに、それから3年まわせば3500万円こえてきますよ。50歳前後で、老後資金がバッチリできる感じです。複利計算万歳!(笑)

これは、あくまで夢物語かもしれません。でも、きっかけは、経験しないと始まらないよな・・・と、捨ててもいい気持ちで始めた10万円でした。

お金は、ある人のところに集まるようにできている気がします。仮に、全員が同じ利率の利益を出せる何かがあったとしても、元手が10万円の人と、元手が1億円の人では利益率が同じでも利益額は天と地の開きがあります。

それでも、何もしない人のお金は絶対に増えません。それは間違いないと思うのです。ヘソクリを貯めておくだけじゃなく、ヘソクリを増やす・・・それは未来の自分の安定を作ること。やってみないと分からない、それをやってみた四十半ばの男の雑感でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?