見出し画像

果てしない宿題と闘う新4年生の塾が始まった~中学受験てどうなんよ?

小3の長男。冬期講習を経て2月から新小4コースに突入した。最寄り駅にある中堅の塾に行ってるのだが、いやぁ宿題が多い多い。まだ始めたばかりというのもあるが、毎週どこまで終わったかチェックするだけで一苦労。

なんせテキストだけで各教科3~5冊ある。
どのテキストのどの問題をやるのか・・・モノによっては直接書き込むし、モノによってはノートに、もしくはプリントに書く。
どのテキストだっけ?このテキストは終わったっけ?
と、大わらわ。

次の夏には10歳になる長男だけど、まだこの年齢で自ら計画的にやるべきタスクをこなせるはずもなく、その辺りは親が確認しなきゃいけない。
それも、怒鳴らずに上手く気を乗せて・・・

結論を最初に書く。

10歳になるかならないか・・・そんな年齢の子に自己管理は無理です。
というか・・・
大人だってストイックに自己管理できてますか?

でも、中学受験ぐらいしか親が子の勉強状況を見てあげられる時期は無いと思う。高校受験になったら、親なんかに付き添ってもらうのは恥ずかしいもんね。

なので、我が家では中学受験なんかを考えていたりするのです。

中学受験てどうなんよ?

過去にもいろいろ言ってきたけど、(なるべく)簡単にまとめる。

中学受験のメリットデメリットなんて十人いれば十通りの考え方があるし、メリットもあればデメリットも少なくない。
中高一貫校なんて合わなかったら6年地獄じゃん、と言うけど、公立の中学が上手く行ったからってその先の高校3年間が地獄になるケースもある(自分がまさにそうだった)。
まぁ、人それぞれ。

ただ、家計と子供に負担がかかることは確実。

メリットというか・・・共稼ぎの我が家の場合、小3で学童が終わるので、その後の放課後の過ごし方として塾があって、どうせ塾に行くなら目標があった方がいいかな?と思った時に、たまたま近所に息子にあった学校があったこと。

長男は勉強は嫌いではないし、本人もやる気をみせていたので中学受験させてもいいと思った。
けどね・・・話に聞いてたけど課題が多い。

塾の本科コースに通うようになって半月。
毎日の宿題の配分を確認してチェックして・・・
結構な時間がそこに費やされてる。

小学生の子に計画性や自主性なんて無理・・・だけど

僕の両親は、子供の自主性を尊重するという教育方針だった。
とはいえ、子供に判断できない事は山ほどあって僕は一人で悩み散々まよって遠回りをし続けてきた(成人してから、我が家の教育方針の問題点を母と話したら、母を泣かせてしまった事もあった)。
自主性・・・うん、そこで得た経験は、なるほど意味はあったかもしれない。ただ、様々な経験を積んだ大人が手を差し伸べた方が良かった事も山ほどあったと思ってる。そんな風に育てられた反動も手伝って、子供の自宅学習はしっかり目を通して、二人三脚いや、三人四脚状態。
足がこんがらがって転びそうだけどな(笑)

とはいえ、次のような考え方もあるので、まずは軌道にのるまでは徹底して親が付き添うつもり(さすがにずっとこのペースは無理だから、徐々に調整するですよ)

てなわけで・・・ここ半月の僕は、算数の計算問題が何ページで、演習問題が何ページ・・・計算問題は毎日1枚、演習問題は〇曜日までに半分は終わらせて、苦手なところを確認。
他の強化も同様に。

でも、高校受験を控えた中学生なら自主的にできるか?といったらそんな事もない。自分の高校受験とか大学受験の頃を振り返っても分かる。
要領よくやろうとして小ズルい事をしなかったかと問われれば、間違いなくすいません・・・と謝るしかできない。
少なくとも自分の過去を振り返ってみればこんな感じだし、最初に書いたように、大人だってストイックに自己管理できるかって難しいと思ってる。
英語を身に着けようと三日坊主になったり、早起きできてなかったり、いつ来客があっても困らないぐらいに部屋の中が片付いてると胸を張れる人はどれぐらいいるだろう?

そんなこんなで、10歳になろうかという子供が自主的にできるはずがないと思ってる僕らは、付きっ切りで子供の勉強を見守ってる。

見守ってるだけでなく、僕も自分なりに真剣に自己管理する姿を子供に見せるようにしてる。
まぁ、子供が寝たら途端にバテるんだけども(笑)。

やるべき人と、見守る人と~見守るのも大変

という意味で、子供だって大人だって、やるべき人が自分だけのチカラで真剣に物事に取り組み続けるって難しいと思ってる。

それができるとしたら・・・その人がその物事に強い夢をもっていて、かつ、それは努力すれば届くような位置にいて、その努力が苦で無いことが必要だろう。たとえば、俳優になりたくて、実際いろんなところでそれなりに評価されていて、このまま頑張れば成功する可能性もゼロではなく・・・そのためには他のことは犠牲にできるという強い意志が。スポーツ選手であったり、漫画家さん、声優さんにミュージシャン・・・いろんな夢のために己の努力を続けてる人たちに出会う事があった。
でも、学校の勉強にホンキに向き合っていた人なんて数えるほどしか知らない(それは僕のいた学校が中途半端なレベルの進学校だったからかもしれないが)。
そりゃ偏差値を上げる、志望校への合格率を上げるための努力はしたけども、一人で出来る努力には限界があると思っている。

そういうわけで子供たちの勉強には付きっ切りになっているわけだが、絶対に怒らないように気を付けてる。
「なんで出来ないの!」
とか言って、子供の気持ちが折れてしまったら本末転倒だからね。
でも、怒らないって本当に難しい。
字が汚過ぎて、筆算するときに4と9を見間違えた・・・なんてことが何度あっただろう。
それでも、あれこれ手を変え品を変え、とにかく丁寧に説明する。

気分転換にカルピスを飲ます、温かいレモネードやココアを用意する・・・。
出来た時は褒める、褒めまくる。
時々、読みたかった漫画を読ませてあげる。
見たかったドラマを見せてあげる。
うまくニンジンを用意する。

子供が気持ちよく勉強できるよう心を整えてあげるのが親の責務だから(僕もそういう環境で勉強してみたかった!)。

まとめ~こんな生活が4年間続くのかしら?

子供のノートを見返す時に、こういう知識もあるよーとか、ここはコレに関連付けたら覚えやすいよーとか、赤ペンを入れる。
憶えにくいところはコピーをとって、ノートにまとめる。
で、
「パパも頑張ってまとめてみたから、見てね!見てね!」
と、しつこくつきまとってみる。

これから3年間、長男はこんな生活を続けることになる。で、来年からは1歳年下の次男もここに加わってくる。

つまり、4年間こういう生活が続く。

長男と次男がほぼ同時期に進むのは楽といえば楽・・・とはいえ、
「4年間ずーっとこのレベルで関わるのは無理でしょ?」
と、妻にも言われてる。仕事が忙しい時は構ってられないだろうし。

でも、最低限、子供の心のケアだけはちゃんと続けていきたい。
そして、これだけ真剣に勉強した時間を、彼らの自信にしてほしいと思う。たとえ、第一志望、第二志望も第三志望も・・・ムリだったとしても、

いろんな人が中学受験を各々の価値観で考えている。
そこに正解は無いと思うが、家族の中でしっかり話し合い続けて、自分たちの道を貫いていけばいいのだと思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?