バカリズムのすべらない話で、糸井重里の課外授業を思い出し、「ルールの逸脱」について考える
テレワークの時は、自分はラジオを付けるのですが、今日は笑える話を聞きたいと思い、ふと思いついたのが、「人志松本のすべらない話」をネットで流しつつ、画像があると気が削がれるので、スマホの画面を伏せて音声だけで楽しむ、という擬似ラジオ的な楽しみ方をさせて頂きました。
その中で、バカリズムさんが話したのが、「服を着たまま、放尿したらどうなるか試してみた」という話題(笑)であり、内容は番組名に違わないすべらない内容でした。
ただ、その話で自分の記憶で、ふと思い起こされたのが、よもやよもやの「糸井重里の課外授業ようこそ先輩」であったのでした。
その内容は…?と言われましても、実は実資料を見たことはなく、見たのは当時のほぼ日のページだったりするんですけどね。
糸井 ぼく、前に、
「100円を捨ててきなさい」
という授業を、やったことがあるんです。
その授業というのは、
俺の職業になりたい人が集まってきているから、
少し乱暴をしてもいいんです。
だから、さっき言った小学生とは
違うことができるんだけど。
「今からみんな、100円を持って外に出て、
捨ててきて戻ってきて、その感想を述べてね」
と言ったんです。
松本 おもしろいですね。
糸井 うん。
「お金」というものが生む「約束」を
いかに壊してしまうかという瞬間だからね。
で、授業に参加していた子たちでも、
女の子は、みんな快感を感じたんです。
感想を言わせても、基本的には、
「すっごい気持ちよかったです!!」って、
たった100円なのに、イッた目をしてるんですよ。
まあ、もちろんおばさん型の人はいて、
「私にはそんなこと、できませんでした」
という感想だって、あるはあったけど。
それに比べたら男は理屈っぽくて、
「歩道橋の上からトラックの荷台に
100円を落としたんだけども、
あれが旅にゆくと思うとおもしろかった」
「公衆電話ボックスのお金の戻り口に
入れておいたから、誰かが使うんじゃないか」
とか何とか言っている。
ブラックホールに向けて
ものを投げることが、できないんです。
もっとセンスのないひどい奴は、
自動販売機で要らない飲み物を買って、
それを飲んだとか言っていて・・・・
それを「捨てたとおんなじ」だとか。
松本 ダメですね~。
糸井 それ、答案として最悪ですよね?
松本 そうですよね。
糸井 だったら、捨てられませんでした、のほうが
どきどきしているという意味では、
点数が高いでしょう?
その授業をやっていて、つくづく思ったのは、
女の突破力というか、約束というものに対して
「破る可能性がある」と思って生きているのが
女という種族なんだよなあ、というか・・・。
それがわかって、おもしろかったですよ。
松本 それはおもしろいですけど、
それをさせようとした発想が、
ぼくにはいちばんおもしろいですね。
確か当時、糸井重里氏が、NHKの「課外授業 ようこそ先輩!」に出られた時の話かと思いますが、まぁーパンクです(笑。
バカリズムさんと糸井重里さんとで共通するのは、
「日頃常識とされている“ルール”を、自分から逸脱してみたらどういう思考に陥るのか、を試した」
というテーマであり、よもや数年前のお笑い番組で、さらに数年前のほぼ日を思い出すとは、まったく思いもよりませんでした。
逆に、そこで“常識“という輪郭を意識して、敢えてそれを破ってみる、という行動に至ったその発想に、尊敬の念を抱きましたね。
ご興味ある方は、Netflix等で「人志松本のすべらない話:第24回大会」をご覧ください。
思わず、自分の思わぬ新鮮な反応に驚いて、このブログを書きましたが、バカリズムさんのオチから、好奇心だけで実験するのはやめとこう…(笑と思ったことだけ、お伝えします。
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