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600mしか走れなかったのに3日間で1.5km走れるようになった話

体質改善に挑もうと、ランニングを始めた。

というのも、内臓系が弱すぎることが発端だった。前職で出張ばかりしていた私は、いつしかお腹の調子が悪くなっていた。もともと体質的にお腹は弱かったが、出張によるストレスと外食続きの毎日で、完全に腸がイカれた。少し満員電車に乗っただけで、行きたい駅に着く前にお腹が痛くなり、途中の駅で降りてトイレを探すといった具合だ。病院に行って相談したら、予想通り過敏性腸症候群という診断だったが、引越ししてしまったため、通院はできていない。であれば、もう自分で体を鍛えて治してやろうじゃないかと、思い立ったわけだった。

体重も増えてきたので筋トレしつつランニングも始めようと思った。ランニングは昔から得意だったので、まぁ軽く2〜3kmくらい走ればいいか…なんて思っていたのが大間違いだった。

ランニング初日、なんと300mくらいで息が上がってきた。結局600mくらいで息が苦しくて(肺が苦しくて)走れなくなった。

初日なんてこんなもんかと思ったが、これが2回目、3回目、4回目と、いくら走っても600m以上走れなかった。そのまま一ヶ月ほど過ぎてしまった。

大人になると走れなくなるっていうけど、こんなに走っているのに、流石に距離が伸びなさすぎじゃないか?と思った。

ここでまた夫の登場だ。一緒に走ってもらえば、ついていかなきゃ!という気持ちになり、もう少し走れるんじゃないかと考えた。夫には申し訳ないが、私のペースに合わせて走ってもらうことにした。

だが、やはり600mでダメ。息が上がり、肺が苦しく、足が重い。ごめんと言い、立ち止まり、モノすんごく荒い息を整えた。

すると観察してくれていた夫が「呼吸だ」とアドバイスをくれた。どうやら吐く息が多過ぎて、酸素が十分に行きわたらずに走っていたらしい。
若い頃は呼吸なんて意識しなくても、ゆっくり走れば3kmくらいは走れていたけど、それはやっぱり若いからだったらしい。

次の日から呼吸にだけ意識を向けた。たっぷり息を吸った。息を吐いたらすぐに吸った。呼吸が走りに合わなくなったら吐く息を短くしたり吸う息を刻んだりして、またたっぷり息を吸った。

すると1km走れた。

こんなに走れると思わず、拍子抜けして止まってしまった。次の日も1.2km走れた。3日目には1.5km走れたし、肺的にはもっと走れそうだと余力を残すこともできた。そこから辛さが緩和され、週に2〜3回、一ヶ月程続いている。

結論、呼吸が全てだった。筋力が十分についておらず、足が重くて(膝が痛くなる)まだ1.8km以上走れていないが、とにかく呼吸を意識した結果、飛躍的に距離が伸びた。試しに、音楽を聴きながら呼吸を意識せずに走ってみると、やはり長くても600mくらいしか走れなかった。

熟練ランナーの方には全く参考にならない話だと思うが、初心者の方で伸び悩んでいる方がいたらぜひ試してほしい。肺がとても楽になった。1.5km走ってもまだ息が上がらないのだから。

次の私の課題は、筋トレをして基礎筋力をつけることだ。数年前、ジムでお試しキャンペーンがやってたので筋肉量を測った時、女性インストラクターに「あなたは鉛筆を持つことしかできない程度しか、筋肉がついていません」と言われた(笑)
肺の調子は整った。ランニングも継続しつつ、次は筋トレ。頑張ろう!

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