映画「トップガン・マーヴェリック」 ※まだ観ていない人は読まないでください!
この場で、映画の感想を書くのは初めて。
最近、あまり映画館で映画を観ていなかったなあ。コロナ禍以降はもっぱらネットフリックスとアマゾンプライムに頼りっきり。そのために65型のテレビを買ったのだから、それはそれで仕方ないのだけど。
さすがに「トップガン・マーヴェリック」は映画館で。それもIMAXシアターで。レイトショーでも1人1800円。高いけど、仕方ない。
ここから内容に踏み込みます。ネタバレもすべて書きます。注意してください。
【注意!!】
1.オープニング
ほとんど、元祖トップガンと同じじゃない?めっちゃ既視感があった。この既視感こそが制作者の狙いで、一瞬で元祖を観た時の熱さをプレーバックさせてくる。ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」も、たっぷり使われている。ああ、もうこれだけで、50歳以上の人は心を持っていかれるなあ。
2.アイスマン
偉い人になって、さらにはもうまもなく死んでいく状態で再会を果たす2人。このシーンも印象的。あの挑発的なアイスマンの面影は消え去り、36年の月日の長さを一瞬で知らしめる。トム・クルーズも年を取ってるけど、若すぎるんだよなあ、見た目が。時の流れの長大さは「アイスマン」の外観だけで十分すぎるほど表現できていた。
3.グース
なるほど、グースの息子「ルースター」がトップガンにねえ。それこそが、この物語の核になる部分。マーヴェリックとルースターの確執は、最後で命を助け合い、氷解する。「いや、さすがにそんな都合よくいくかよ!」というツッコミは入れつつも感動させられてしまう。
4.あの女の人は誰?
ペニーって誰?なんだかわけありの様子で、出てきていたけど、前作を見ても関係は分かんなかった。何か、関係があるのだろうか?
5.F-14トムキャット
古いトムキャットを敵地で奪って、脱出する?そんなバカな!と思いながらも、都合の良い映像を受け入れたくなる不思議な気持ち。分かるだろうか?
6.教官として戻ったトム・クルーズが登壇するシーン
前日、なじみの飲み屋からトムを抱えて、放り出した奴らが生徒として座っていて気まずそうな顔をして苦笑いする。
このシーン、完全にオマージュだよね。元祖では、トップガンでの初講義で、昨晩口説いたケリー・マクギリスが教官として歩いてきて、トムが気まずそうに顔を背け、グースと顔を見合わせてサングラスをかける。
粋なシーンだ。
7.グースの息子が歌う「Great Balls of fire」
飲み屋でグースの息子がピアノを弾きながら、Great Balls of fireを歌う。これも完全にオマージュ。分かりやすく、マーヴェリックを外から眺めさせ、感慨深さを演出。
【結論】
元祖トップガンを若いころに観て、面白いと思った人は少しだけトップガンを見直して復習して、映画館に行くとより楽しめると思います。
で、深いことを考えずに、製作者の意図に乗っかるのが楽しむコツです。
10点中10点満点。
2022年6月9日 トラジロウ
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