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ライチャス・ブラザーズ「You've Lost That Loving Feeling(ふられた気持ち)」

さっき、「トップガン・マーヴェリック」を観てきたけど、その件はまた後で。

元祖「トップガン」は1986年にリリースされた映画。日本上映はもう少し後のはず。トム・クルーズの出世作ともいわれている。当時、中学生だった自分は映画館ではなく、VHSのビデオを借りてきて自宅で観たという記憶がある。

元祖側で使われている音楽はどれも最高で、一部はマーヴェリックにも転用されてる。今回取り上げるのは、公式のサントラにも入っていない曲だけど、大好きなライチャス・ブラザーズの「You've Lost That Loving Feeling(邦題・ふられた気持ち)」。

いろいろなアーティストがカバーしているので、中高生時代は「ダリルホール&ジョンオーツ」の曲だと思い込んでいた。昔は、パソコンもスマホも無くて、誰が何を歌っているのかを調べるのはとても難しかった。今とは全然違う時代。

ライチャス・ブラザーズの原曲だと知るのはずいぶん後のこと。大学時代に、同じくライチャス・ブラザーズの曲「アンチェインド・メロディ」を使った「ゴースト ニューヨークの幻」というデミ・ムーア主演の映画があった。こちらの映画もおススメなのでぜひ。

ゴーストを見て感銘を受け、ライチャス・ブラザーズについて調べていると、「You've Lost That Loving Feeling(ふられた気持ち)」にたどり着いた。「ああ、あの曲だ!」って。

元祖トップガンの名シーン。
酒場でトム・クルーズが、後に教官だと分かるイカした女性(ケリー・マクギリス)を口説くときに歌ったのが、この「ふられた気持ち」。

真っ白の海軍制服姿のトムが、女性の肩をたたいて振り向かせると、急に歌い出す。
「♪~You never close your eyes anymore, When I kiss your lips」

すぐに酒場中で合唱になり、大盛り上がり。
ケリーは「仕方ないわね」みたいな感じで、ノリよく「sit down(ここに座座っていいわ)」とトムの誘いに応じる。

いつか、こんな情熱的で粋な告白をしてみたいと、思春期のトラジロウは思っていたけど、そんな機会はついぞ訪れることはなく・・・。

このシーンを見るためだけでも、トップガンは見る価値がある。

2022年6月4日 トラジロウ

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