ヒメコを保護した日の話。

画像1 ヒメコがうちに来た日。まだ生後7ヶ月くらいの可憐な少女って感じだったな。
画像2 ゴールデンウィーク前の北国はまだ肌寒く、桜も梅もまだ蕾だった頃。あ、北国では桜と梅の花は同時に開花するんですよ。近所のお宅の物置の下で母猫と兄猫と3匹暮らしていたヒメコ。餌付けされており人懐こい彼女は、私が愛犬ラクタロウと近付いても来てくれて!
画像3 我が家にはすでにトラヒコがおり、ラクタロウは猫大好きワンコなのでお互い鼻と鼻を近付けて挨拶をかわして。こんな知らない犬のお兄さんに挨拶してくれたなんて、なんと可愛らしいお嬢さん!と私もしゃがんで寄り添ってみると・・・え・・・!!
画像4 可憐な可愛らしいお嬢さんは、足、首の後ろ、顎の下に痛々しい怪我をしており、歩き方のヒョコヒョコしてる。後で気付いたけれど、牙を含む歯も折れていた。私は直感でこれは猫同士の喧嘩でも、交通事故でも無い。心なき人間の仕業だと思った。これは直ぐに保護して治療をしなければ。彼女の母猫と兄猫は犬と人間には近付いて来ず、見た目も健康そうなので彼女だけを保護することに決めた。待ってて、今キャリーケースを持ってくるからね。
画像5 キャリーケースにシーバを入れて、走って現場に戻るやいなや、ケースの扉を開いた途端!彼女はキャリーケースに入ってくれた。母猫も兄猫もそれを見守っていた。人懐こいヒメコ。その人懐こさから人間に近付いて乱暴されたのだろうか。悲しみと怒りが込み上げて泣きそうになったけど、足下でラクタロウが心配そうに見てるから我慢した。人間にやられたかも知れないのに、人間の用意したキャリーケースに入ってくれてありがとう。
画像6 連れて帰ると、トラヒコが目を丸くして彼女の匂いを嗅ぎ、ケースの扉の隙間に手を入れてちょっかいを出し始めた。初対面の猫達って、こんなに穏やかに対面するものなのか?ファーとかフギャーとか言わないの?ラクタロウとトラヒコ、ラクタロウとヒメコ、ヒメコとトラヒコ。それぞれ穏やかすぎるウエルカム初対面に拍子抜けしたのでした。家族になる運命だったんかなぁ!

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