ハワイで変わった価値観のお話

どうも、とらぎつねでっす。
今回から3回にわたり、異文化についてのお話をします。
他の国の文化を知ると、日本のことがよりわかると思います。

<異文化っておもしろい〜ハワイ編>

大学生の時、初めて海外に行きました。行き先はハワイ。
両親が新婚旅行で訪れて以来です。
私も大学生になったため、家族旅行も段々行けなくなるだろうから、最後の家族旅行ということで思い切ってハワイへ行こう!という母親の提案からでした。

ワイキキにて宿泊したホテル、朝食会場へ行く際に衝撃の異文化が!!!!
「フンフフンフフーン♪」
なんと!!アロハシャツのホテル従業員が鼻歌を歌いながら家族分のチケットを数え出したのです!!!!!!
これ、当時の私からは本当に衝撃的でした。
だってこんなシーン、日本では絶対見ないじゃないですか?
接客を要する仕事の最中に、鼻歌を歌いながら対応する社会人。見たことあります?
日本の高級ホテル、安宿、温泉施設、スーパー、コンビニ、ショッピングモール、専門店、フィットネスクラブ、遊園地、居酒屋などなど・・・。
そう、日本では仕事とは「真顔で真面目にするもの」という固定観念が非常に強固です。
鼻歌を歌いながら、雑談まじりで、お気に入りのピアスをしつつ、楽しそうに仕事をしているとどうなるでしょうか?
まずもって怒られる、注意されることがほとんどだと思います。
でもそれって何故でしょうか?
何故、楽しそうに仕事をしてはいけないのでしょうか?
これは義務教育時代から長年続く闇の文化の仕業だと考えています(若干邪推あり)。

さてみなさん、子供の頃は勉強してましたか?
楽しく勉強できていたでしょうか?
おそらく半数以上の人は、勉強楽しくなかったと思います。
そりゃそうです。
勉強は「楽しみながらやるもの」ではなく「真顔で真面目に取り組むもの」という固定観念が親にも社会にもあり、それを植え付けられているのですから。
過去、あるテレビ番組で子供の教育についての話が出た際、こんなやりとりがあったそうです。
ある母親が楽しそうにしている子供の声を聞いて「真面目に勉強しなさい!」と叱ったそうです。
子供はゲーム感覚で学べる教材だったのか、楽しく勉強していたそうなんですね。
何故叱ったのか聞かれた母親は「だって楽しそうにしているから・・・遊んでると思って。」と返答。
それを聞いた尾木ママが「そりゃ子供の芽を潰したね。せっかく学ぶことが楽しいと感じていたのに、それは悪いことだと思われてしまった。つまらないことをやるのが勉強だと。そうなったらもう、勉強しようとは思わないよね。」というような内容を話したそうです(詳細についてはソースとか出せません。私も聞いた話なので・・・。)

これ、大人になっても我々を縛る呪縛だと思うんですよね。
勉強、仕事は楽しそうにやってはいけない。
全然そんなことない(ハワイでは現地の人などは特に、ニコニコしながら仕事してました)し、受付などの来客があるまでは待機するような仕事なら、待機中に野球中継を見ようが本を読んでようが割と自由です。
楽しいことをしながら、あるいは楽しく仕事して、何が悪いんでしょうか。

日本人は特に、今だに第二次世界大戦の大日本帝国軍による教育の影響が残っていると感じます。
個性よりも全体とし、画一主義から異端は排除。
効率より見た目とし、真顔で仕事をしていれば効率はどうあれちゃんとやっているように見える。
日本人が重視しているものは、海外では軽視(もしくは無視)されているようなものなんだな、と感じました。

今回はひとまずここまでとします。
次回はオーストラリアとドイツ、どちらかについて書いてみますね。
それではー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?