寺田和代「本と歩く アラ還ヨーロッパひとり旅」 第2回 ジョージア篇(12)
←(11)歳を重ねた旅の愉楽を味わい、ピロスマニの絵に出合う からのつづき
←(0)旅のはじまり (著者プロフィールあり)
ジョージア篇(12)
ぶどう棚下の古い部屋で暮らすように旅する〔トビリシ〕 再びトビリシ。旅の後半4日間の滞在先はリバティスクエア駅から カハの宿とは逆方向へ徒歩約5分の古い集合住宅の一室。
表通りに面した建物のいかめしい鉄扉をくぐり、その先へとおずおず進むと、真ん中に大きな木がある中庭、その向こうにメールで指示されていた通り、黄色い自転車とその横に小