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アニメ『怪物事変』サントラと音楽の豊かさと自由さと厳しさについて。

こんにちは。山下Topo洋平(@topoyohei)です。

ケーナサンポーニャで劇伴音楽に参加させていただいております
現在放送中のアニメ『怪物事変

サウンドトラックのリリースが決定したようです。
発売は3/24。作曲は先日も共演した森悠也くん。

メインテーマをはじめ、数曲でわたくし笛を吹いております。
僕が参加したのは南米風の楽曲ではありません。
森くんの書く壮大なオーケストレーションにケーナが乗っかって、シネマチックで感動的なサウンドが生まれております。
他にはミステリアスな曲調でのサンポーニャとか、サントラに入ってるかどうかはわからないけど短いアイキャッチでのちょっと和風テイストなんだけど完全な和風ではない不思議な空気感をケーナで吹いてたりとか。

ケーナやサンポーニャは南米の民族楽器であり、民族音楽を演奏するために使うのはもちろんですが、それは僕にとってはスタートライン
よりグローバルで普遍的な音楽だって表現できるはず。
それだけ魅力的な音色を持っています。

グローバルな音楽を表現するといっても、音色やダイナミックレンジの広さなど、この楽器の魅力と特性を損なってしまっては意味がありません

「だったらフルートでよくね?他の楽器でよくね?」
ってなっちゃうから。

ケーナやサンポーニャ特有の魅力を損なうことなく、そのうえで高い音楽性を担保して音楽表現に成功することができれば、新しい魅力のある音楽を生み出せる可能性があります。
それこそが音楽の豊かさであり自由さであり厳しさでもある。

それって「希望」だよね。

ましてこれまで民族音楽以外にはあまり使われてこなかったからこそ(もしくは南米色を出すためのイメージ付けにしか使われてこなかったからこそ)、まだ手垢のついていない、新しい音楽を生み出せる余地がいっぱいあると思っています。
可能性の宝庫やで。チャンス。

僕はそう思っていつも自分の音楽を作っているし、作曲家や編曲家にもこの楽器の魅力と可能性を知ってほしい。

今回ケーナとサンポーニャを使ってくれた作曲家・森悠也くん。
彼の頭の中でこの笛の音が鳴ってくれたのでしょう。
そのイマジネーションとクリエイティビティに感謝。
彼とはいつも一緒に演奏してるけど、オレ、普段から手抜きせずに演奏しておいて良かったぜ。

ウケる

さよなら

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