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8/15のゆる〜く気になる記事 サステナ情報開示

NIKKEI脱炭素プロジェクトの一環でサステナビリティ情報開示の分科会が行われています。

サステナビリティ開示は、グローバル基準の開示基準の変化や深化に伴い、企業への取り組みが多く求められてきています

国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)は23年6月に開示基準を策定、これを受け日本のサステナビリティ組織であるサステナビリティ基準委員会(SSBJ)が24年3月に日本版基準の草案をまとめました
草案では、温暖化ガス(GHG)排出量や気候変動が経営に与える影響などを原則財務諸表と同時期に公表する事を企業に求めています。

会合では、開示は企業の価値向上につながるチャンスである、などの意欲的な意見もありましたが、開示に伴う企業の負担も指摘されました

また参画した企業の関心を集めたのは、GHG排出量はスコープ3(自社以外の原材料や輸送費なども含めた排出量)の開示を求められている事でした。スコープ3の範囲は供給網全体に及ぶため必要なデータを取得したり、正確な計算が難しいと考えられるからです

SSBJ開示は、時価総額が3兆円以上の企業を対象に27年3月期からの適用となる予定です。
まだまだ、時価総額からみても超大企業が対象ですが、2030年台には上場企業が対象となる可能性もあります。

私も実務で取り組み準備をしていますが、正直とても負担が多い開示と思っています。出来るなら、やりたく無いです。が、一方、投資家からの開示期待もあり、自社の価値を向上させながら必要な開示を行うことが重要であると考えています。

サステナビリティとは、単に環境に良い取り組みをする事では無く、企業として持続的に成長することであり、利益を無視して良いものではありません。しっかりとした取り組みに加え収益を向上させる事が求められます。

今後も世界の動きを注視していく必要があります。結構、大変です。

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