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「アイツ」は、誰よりも心の中でたたかっている。

身を引くことは、耐えることや挑戦することと同じくらい覚悟と勇気が必要だと思う。身を引けば、誰かは逃げたという。その謂れのない言葉をずっと浴びせられることになるかもしれない。その場から身を引こうと考える人が、そこまで想像しない訳がない。

「アイツはすぐ逃げる」「アイツは弱いやつだ」と誰かは言うけど、その「アイツ」は心の中で誰よりもたたかっているよ。

目に見えるものだけが全てではない。口数が少ない人は、心の中で誰より口数が多い。考えていることもひとより多かったりする。
心の中は本人にしか分からない。「お前は○○だからダメなんだ」「お前はそんなだからいつまで経っても考えが甘いんだ」そんな言葉を頭ごなしに相手に言ったところで、その人の心は動かない。自分を正当化し、相手を信じず罵倒したり批判したりしているうちは、相手に寄り添うことなんてできやしない。
周りの人は自分を映す鏡。相手を変えようとするのではなく、ただ相手を信じてあげて欲しい。

「やめておけ。おれもこうしてきたから、お前もこうしろ」なんて言う人もいる。自分で現実は厳しいからと目指していたものに折り合いをつけ、「こういう道を辿ってきたのだから、お前もおれのように現実を見ろ」と言う。本人は気付いていないかもしれないけど、自分が諦めたことを正当化するためにそう訴える。それは独りよがりでしかない。相手を思うということは、批判したり否定することではなく、応援することだと思う。
批判してしまうと、結果的に自分の首を絞めることになってしまうよ。

周りの声に殺されて欲しくない。

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