大学を中退して結果無職になった日③
無職になってから、2ヶ月が経過した。
(これまでの歩みはコチラ)
大学中退 → バイト退職 → 無職 → noteに記事投稿 → そこから仕事が発生(←イマココ)
といった流れで、「とにかく死ぬほど勤めたくない、、!」という気持ちから、見切り発車でフリーランスの道を選択し、運良く今月は食っていけそう、、くらいのところまではきたという現状。
お仕事のやり取りを進めていく中で、「自分のやりたいことはなんなのか」という問題が出てきた。
受け手に対して、自分の事業やクリエイティブの個性は何なのか、はっきりと話せない。なんだか、ふわふわしている。
きっと、「とにかく仕事ください!!!」という、勢いだけで仕事を進めていくのにも限界がある。
何より、自分の中でやりたいことが定まっていないと、仕事をもらうこと自体が目的になってしまう気がした。
それでは、自分らしく生き生きと生活するために無職になったのに、意味がなくなってしまう。
自分が社会に提供したい価値はなんなのか。どんなクリエイティブをしたいのか。何になりたいのか。
そんな、根幹になるような部分を思考する必要があると気づいた。
そもそも働く理由は、生き生きと人生を謳歌するためだと、自分の中ではっきりしていて、モノを作るということもそのため。
だから、自分が楽しいと感じる仕事でないと意味がない。
自分は何に楽しさを感じるのか。そんなことをぐるぐる考え続けた。
そして、
『形にすることを道具に、クライアントと面白いものを作りたい』
という結論に至った。
まず、"形にすること”。
つまりはクリエイティブ制作のことなのだが、
デザインも、イラストも、写真も、立体造形も、
自分ができるビジュアル表現は、全部やりたい。
これが、”形にする”と広くくくった理由である。
なんだか文字にしてみると欲張り感が否めないが、、
私にとって、クリエイティブの目的とは、面白いアイデアや、伝えたいことをより効果的に受け手に伝えるということで、より効果的な手法を選択できることが大切だと考えている。
だから、手法を限定しないということを決めた。
次に、”クライアントと面白いものを作る”。
下請けのようなことをしたくないという気持ちが、クライアント”と”という言い回しにした理由である。
面白い発想や、素敵な価値を提供したいと考えている人は、社会の中にたくさんいると仕事を進める中で感じた。
しかし、そういう人たちが全員、形にするスキルを持っているとは限らない。
それなら、自分が持っている「形にする」スキルを使って、一緒に面白いモノをつくりませんか。という考え方である。
具体的には、下請けのように「コレをいくつ作って」という仕事ではなく、「プロジェクト」として仕事を受けて、打ち合わせを重ねたり、アイデアをこちらからも展開させたり、もちろん形にしたりという風に、クライアントとより近い距離感、チームの一員になるような感覚で仕事を受けるという事業形態。
一言で言うと、「形にする力は持っているので、一緒に面白いことしましょうよ!」というだけな気もする。笑
この働き方を思いついたのは、今実際に進めているお仕事の中で、このような形で進めることになった案件がいくつか偶然発生したからである。
元々、イラストを数点描くというだけの依頼が、「絵を描くこと以外にもデザインとかもできますよ!」と話したら、そのイラストが使われる書籍のデザインまでまとめて担当させていただけることになり、
最終的にはそのプロジェクトのビジュアル周り全般を担当させてもらえることになった、、という具合である。
このような仕事が発生した時、自分が楽しく働くイメージが、一気に加速した。
机にかじりついて、とにかく制作をすることが好き!というよりかは、発想したり、企画を進めたりすることに面白さを感じる自分の性格とマッチしているということもあるし、やらされ仕事ではなく、イニシアチブが自分にもある仕事のほうが、やりがいを感じられるということも大きいと思う。
「こういう仕事を、いろんな人と継続的にできれば、人生めちゃくちゃ楽しいのでは、、?!」という興奮があった。
”クライアントと面白いものを作る”の、面白いものという言い回しも、自分が楽しさを感じることはなんだろうと考えた結果である。
「いいモノ」の価値基準は、様々だと思う。
美しいモノ、問題を解決するモノ、人を助けるモノ、鋭い主張を持ったモノ、、、
挙げていけばキリがない。大切なのは、その中で、自分がどんなものに対して、魅力を感じるのか、理解していることだと思う。
私は、学生時代から、人を楽しませたり、面白がらせたりすることが好きで、周りが褒めてくれるのも、同じようなものだった。
生きる上では必須ではないけども、人間的な豊かさを生むような体験。
そんなモノを作りたいと思った。
なので、自分の中で、目標とする「いいモノ」の基準を、「人を楽しませたり、面白さを感じてもらえるようなモノ」という風に定義した。
これらのことから、
『形にすることを道具に、クライアントと面白いものをつくる』
という自分のやりたいことが決まった。
駆け出しの人間が小生意気だな、、と自分でも感じたりもするけど、やりたいことや思いを遠慮しないで伝えることで、新しい何かが始まるという経験をここ一ヶ月で体感したので(プロジェクト形式のお仕事は全て、自分のやりたいことを話したら決まった)、この目標は今から掲げ続けていきたい。
そして、そんなクリエイティブを提供する場として、
「studio白砂糖」
を開設することにした。
開設と言っても、ただ個人でやる仕事に屋号的なモノをつけただけだけども、。笑
作った理由は、個人名義でやるよりも、なんか名前があった方が、覚えてもらえるかなあ、ということと、自分のやりたいサービス内容が決まってきたので、パッケージ化した方がわかりやすいかなという意味もある。
クライアントと一緒に、形にすることを使って面白いものを生み出していきたい。
人が人としての人生を、楽しく生きる糧になるような、そんな体験を、クリエイティブの力で実現したい。
studio白砂糖の目的は、それにつきる。
なぜそれをしたいかといえば、自分自身が人生を楽しみたいからということなのかも知れない。
そして、もし興味を持ってくださった方がいらっしゃれば、是非お声がけください。
自分の理念を知っていただき、共感していただいた方とお仕事させていただくほど幸せなことはないと思っております。
noteに大学中退、無職、フリーランスとこれまでの流れを記録してきたが、なんとなく一区切りがついた。
現状に対する不満から、見切り発車で行動し始めて、自分のやりたいことがはっきりとして、それを事業として形にした。
ここから先、どうなるのかわからないが、自分に対して嫌悪感を抱いて、ひたすら苦しかった一ヶ月前と比べれば、今現在、自分がやりたいことを仕事にできているということがすごく嬉しい。
生き生きと人生を謳歌する、入り口が少し見えてきたような気がする。
とにかく自分の気持ちに正直になって、行動を起こした結果かなあと思う。
ここから先の目標は、現在いただいているお仕事に対して、鋭意制作し、いいモノをつくるということと、白砂糖のサービスに共感してくれるような新しいクライアントとつながるということかなあと思う。
そして何より、継続的に食っていけるのか。
ということで、今後もポツポツと、世間知らずの若者がどこまでできるのか、記録を更新していくので、よろしければお付き合いください。
前回記事からnoteの投稿にかなり間が空いてしまったにもかかわらず、フォローやいいねをつけてくださる方がいらっしゃって、励みになりました。ありがとうございます。
(もちろん、studio白砂糖へのお仕事もお待ちしております!!!)
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