【詩】馬鹿者

綺麗な生き方を探していた
当たり前に掴めると思っていた

けれども今の私は泥に塗れて
誰かのついた溜め息を
更に吸い込んで溜め息をついている

悔しい

何でも上手になろうとして
全てが下手になってしまう

私の生きる道は何なのだろうか
私はどこに向かえば良いのだろうか

私が馬鹿者だと分かるまでに
どれだけの時間を無駄にしただろうか

考えれば考えるほど気が遠くなりそうだ

私は、私たちは前に進むしか無い
残された道はそれだけだ

だから光のような言葉は要らない

ただ、それでも
ただ、そっと
優しく笑える安らぎをください

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