Took Katagiri

ビートメイカー/作詞家/YouTubeでフリートラック公開中 https://lit…

Took Katagiri

ビートメイカー/作詞家/YouTubeでフリートラック公開中 https://lit.link/tookkatagiri

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  • 詩/歌詞

    これまで投稿した詩や歌詞たち。

  • 【楽曲】作曲・demoリスト

    オリジナル曲まとめ。ローファイ系インストをメインに作曲しています。

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【詩】ファンファーレ

嗚呼 街は今、歓声の渦の中で 僕らを置き去りにしていくんだ 嗚呼 今日はまだ、深い眠りの中で 些細なことで夢を止めないで このまま知らない駅まで行こうか 煌びやかで憧れの溢れた所まで 埃にまみれた列車は煙を吐いて バイオリンの響く銀河を泳ぐ 嗚呼 街は今、歓声の渦の中で 僕らを置き去りにしていくんだ 嗚呼 明日はもう目の前までやって来て もう何となくで生きていけないね 新世紀が始まる夜明け前 ほろびた砂の城はきっと波にさらわれた このまま行こう 幸せと勘違いして 小刻み

    • 【詩】デッドエンド

      向かい風の先で 手を振り笑っている 歩みを止めた時 空っぽの自分に気づいた 青空を目指して 屋上へ駆け出したんだ この柵を越えれば 飛べるはずと信じたんだ 僕のいない街で 僕がいない街で  輝くピースサイン 世界のすべてが僕を騙しても 死ぬ理由には程遠い 熱を帯びて息を吐いた 深く眠る街を背にして なびく風の先で 白い雲が流れている 目を開けた時 何も変わり無いと気づいた 色褪せた視界で 確かに見えたのは 輝くピースサイン 世界のすべてが僕を愛しても 生きる理由に

      • 【詩】shooting star

        夢の中 青に染まった振り返る横顔見てた 風になびく髪で隠す頬は赤いまま 弾けた炭酸の泡がまだほんのりと甘いけど なぜか胸が痛いの 何度も交わした約束だけど きっと一つも思い出せないよ 答え合わせをして間違いだらけの楽園へ行こう もう一度なんて無い それだけは分かってるから 見つめあった夜の海で明ける空を待っていよう 流れ星 輝いて消えた

        • 【詩】初雪

          窓の向こう側 灰色の空 泳いでいく雲を見つめていた うまくできなかった言葉だらけでも 「知っていたよ」と笑ってくれた 退屈な日々が色鮮やかに染まっていく おとぎ話のように この街にも雪が降り積もり始めた 明日には溶けて無くなる季節だけど さよならも言わないまま夜は過ぎていった 魔法が解けてしまわぬよう抱きしめあっていよう 白い絨毯に付けた足跡 笑って辿る君の手を取って 分からないことだって君がいるだけで きっと大丈夫だって思えた 「少し寒くなりそう」ラジオが言ってたか

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        【詩】ファンファーレ

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        • 詩/歌詞
          46本
        • 【楽曲】作曲・demoリスト
          11本

        記事

          【詩】音楽

          溢れてやまない感動を 止まることをしらない激情を 追いかけても追いつけない時代の波を 悪意に包まれた社会の中心を 簡単に扱えない私たちの人生を 誰かのために歩くな 誰かのために間違えるな 自分のために歩け 自分のために間違えろ 愛を持て 自分のために 何があっても生きようとする あなたのため 音楽は今日も鳴り響く

          【詩】音楽

          2024年は作詞活動に力を入れたいと思います。賞に応募したり、歌詞募集の楽曲に投稿していきます。実績解除していくぞ。(ちゃんと音楽制作の予定も組んでる)

          2024年は作詞活動に力を入れたいと思います。賞に応募したり、歌詞募集の楽曲に投稿していきます。実績解除していくぞ。(ちゃんと音楽制作の予定も組んでる)

          【詩】主演

          そういつだって自分が主人公 誰の人生であっても スポットライトは自分のもの 波の音が聴こえる 嘲笑って背を向けるように いつのまにか遠ざかって 窓を閉めても頬を撫でる風 バルコニーで踊る君の足音 太陽だけが知っている青空を この暗闇の中で見つけ出したい

          【詩】主演

          【詩】言葉にはできないけど

          立ち止まってはいられない 心はいつでもそうだけど 手招きしてる欲望に ほとんど奪われて過ごしてる 大人になれば分かること 大したことはできないこと 大人になれば分かること 誰かのせいにしたいこと 君はすべてを知ったふりして 目の前を走り抜けていく 頬をつたった涙の跡が 風のせいだと言うように まだ足りない 多分死ぬまで もの足りない 生きるほどには 言葉にはできないけど 明日になれば晴れるかな みじめな僕のこの気持ち 明日になれば消えるかな 弱虫な僕のこの気持ち 君

          【詩】言葉にはできないけど

          【詩】叫び

          ずっと いらいらいらいらいらしてる もうずっと いらいらいらいらいらしてる 何もかんも全部 殴り飛ばしてやりたいよ 僕の 私の 全部を いらいらいらいらいらしてる もうずっと いらいらいらいらいらしてる 何一つできやしない 僕だって 私だって  世界を変えてやりたいんだ

          【詩】叫び

          【詩】新しい日々

          ああ 並んで咲いた花のように ねえ 僕は今でも笑えているかな 時には強く 時には弱く 息をして歩いた日々 数えた事はないけれど 確かにあったよな 外れた天気予報 明日もきっとそう 答えは出なくとも 今日は大丈夫 風が優しく 君を迎えに来る

          【詩】新しい日々

          【詩】夢のようなもの

          カレンダーをめくっても変わらない締切 「いつかやろう」はいつになっても変わらない 鳴らない携帯に付き合わされてるから 思いつきの言葉に心を抉られる カーテンを開けても東京が無いように 見返しても昨日は戻らない さよなら思い出 朝日の差す部屋で キラキラ舞い上がる埃の様 私はまだ飛びたいと願った

          【詩】夢のようなもの

          【詩】生きる

          この地球のどこかでは無く 君がいるこの場所で生きていたい 欲しいものはたくさんあるけれど きっとすぐに飽きるものばかり 出会えただけで良かったと 思うくらいの熱じゃダメだ 歩いて行こう 日が暮れたって どんな旅路も 平気だっただろう 君の手をぎゅっと 優しく握って あとはどうでも良かった

          【詩】生きる

          【詩】彗星

          歌いたい 歌いたい すべてを 伝えたい ありのまま すべてを 不器用に抗って生きた これまでの想い全部 巡り合い 離れて散った 生きとし生けるものすべてを 照らすことはできないけど あなたの星でいたいよ わたしは瞬き 空を仰いで 真っ直ぐに輝き溢れる 彗星

          【詩】彗星

          no title - コラージュ

          no title - コラージュ

          【ショートショート】17歳と29歳

          昨日の夜、高校時代の同級生3人から電話があった。多分7年ぶりくらいに話しただろうか。 『俺たちみんな結婚してさ…』    頭の中で、少し時が止まる。  あの頃はみんな同じ服を着て、同じ時間を過ごしていた。 何に使うかも分からない事を、 太陽が照りつける暑い日も雪の舞う寒い日も 何になりたいかも漠然としたまま 一生懸命にノートに書き続けていた。 止まっていた同級生たちとの時間が一気に進む。 昔を懐かしむよりも、 穏やかに彼らの幸せを願う気持ちが大きくなった。 僕はあれ

          【ショートショート】17歳と29歳

          【詩】馬鹿者

          綺麗な生き方を探していた 当たり前に掴めると思っていた けれども今の私は泥に塗れて 誰かのついた溜め息を 更に吸い込んで溜め息をついている 悔しい 何でも上手になろうとして 全てが下手になってしまう 私の生きる道は何なのだろうか 私はどこに向かえば良いのだろうか 私が馬鹿者だと分かるまでに どれだけの時間を無駄にしただろうか 考えれば考えるほど気が遠くなりそうだ 私は、私たちは前に進むしか無い 残された道はそれだけだ だから光のような言葉は要らない ただ、そ

          【詩】馬鹿者