幸福は社会的ステータスで決まらない。《幸福な人の考え方》
■ドーパミン報酬の限界
この資本主義社会のただ中にあっては、
誰しもが『成功者になりたい』と願いがちです。
成功者になりたいのは何故でしょうか?
おそらく、有象無象な人間たちからの名声を得たい。それによって、お金という対価をたくさん得て良い暮らしをしたい。女にモテたい。などの欲望を満たす事で、満足感を得る為でしょう。
確かに、上記の様な欲を満たし続けられれば、その人は超常的幸福感により、顔面の筋肉がすべて弛緩し、アヘ顔ダブルピース人間として、世界の中心に位置し続けることができます。
しかし、人間の欲を満たし続けることは、
たいへん難しいです。
人生を最後までアヘ顔ダブルピースで乗り切るのは、無理ゲーであると断言できます。
一度成功した人間は、脳内をまたドーパミンの海に変えるべく、もっと高い成功を目指します。
この時、その人が運良くもう一段上の成功を収めたとしましょう。
この瞬間、彼は完全に自分におごり高ぶり、『自分は神だ!』と膨張しすぎて破裂寸前の風船の様な、危険な自意識過剰を内発します。
しかし、またもっと上の成功を目指そうとした時に、大きな挫折を味わう事になります。
人間には、限界があるので、自分のレベルを突き抜けて宇宙的な成功を収める事はできません。
つまり、
成功ばかりを求めて上ばかり見ている人は、
一生幸せにはなれません。
世の中には、起業し事業が成功し、大金をせしめ、美人な妻をめとり、子どもにも恵まれている様な、一見順風満帆な人が、幸福ではない場合があります。
それは、映画観の最前列に腰掛けて、首が痛くなるほどに上ばかりをみているからです。
首が痛ければ、どんなに面白い映画も安心して楽しむ事は叶いません。
逆に、貧困状態で、家はゴミ屋敷で、友人たちと酒ばかり飲み、親からろくでなしと呼ばれ、同窓会では嘲笑の的となり、一般的教養を持ち合わせず、コンビニおでんをツンツンしてしまう様な人でも、最大の幸福を得ている人がいます。
この差はなんだと思いますか?
この四つ葉のクローバーがヒマラヤ山脈の頂上にしか咲かないモノで、それを手に入れなければ幸福が得られない人と、そこら辺の公園に生えている四つ葉のクローバー、もっと言えば三つ葉のクローバーで喜べてしまう人では、幸福の得られやすさが段違いです。
つまり、人の幸福とは、その人がどこにその基準を置くかによって、簡単に得られてしまうモノでもあり、はたまた得ることを難しくする事もできるシロモノなのです。
だからこそ、今あなたが目指している高い山は本当に目指すべき山なのかを再確認してほしいのです。
その山に登る事によって得られる幸福は、
微々たるモノではないでしょうか?
その山を登る事によって得られる幸福は、
恒久的なモノでしょうか?
■小さな幸せを摘み取る
山へ登るよりも、お気に入りの服で出かける事や、美味しいものを食べる事、友達や家族との密なコミュニケーションを取る事など、身近に転がる小さな幸せに目を向けるべきではないでしょうか?
たとえ山の頂上へ登っても、山頂で食べるおにぎりや一緒に感動を分かち合う仲間が居なければ、その行為は、虚しさを孕むのではないでしょうか?
世の成功者たちは、なまじ自分たちが成功しているものだから、あたかも成功する事が至上命題かの様に人を焚き付けますが、そんな事はありません。
ここで、小さな幸せを上手く摘み取っている人の話しをします。私の母の話しです。
母は普通の主婦で会社員として働いている訳ではないので、資本主義社会とは縁遠い存在といえます。なので、当然成功しようとかなんとかは微塵も考えていません。
しかし、実に幸せそうな顔をしています。
趣味のテニスを楽しみ、そこで友達をたくさん作り、カフェをして、人と密にコミュニティを築いています。
月一で、編み物などの創作活動を友達と行います。
しかし、それもSNSなどにあげて収益を得ようとかそういう類いのモノではなく、完全な趣味の領域でやって楽しんでいます。
私はSNSを利用する事で、自分の創作活動に最大幸福を得るタイプですが、母は他者からの称賛なしに創作活動を楽しんでいます。
これは、母が小さな幸せを摘み取るのが上手である事を直接示すモノです。
私は正月に帰省し母と話しをして、目指すべきはひろゆきや西野亮廣ではなく、母だと思いました。
母以外にも、小さな幸せを摘み取るのが上手い美女と落武者をYouTube上で見つけましたので、紹介しときます。
▼しおりのなんとなく日常
▼底チャンネル
おわりに、
小さな幸せに気づくための書籍を紹介します。
『ボールのような言葉』糸井重里 著です。
コピーライターの糸井重里さんの高エネルギーのビームの様な言葉たちが、ボールの様な柔らかな優しい文章表現によって、心にダイレクトに響く本です。人生を送る上で大切な要素が凝縮されている本なので、誰しもが節々で心の琴線に触れる文章体験が出来ると思います。
さいごに、
命を賭して、エレクトロ音楽創りに専念しております。
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▼自己開示で人生を転換する方法
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