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パリでメシを食う

「東京から出て地方か海外で暮らしたい」。

そう言っている私にピッタリな本を、Twitterでくりこさんって知り合いが紹介していて、読んだのだった。

海外で働く、海外で暮らすというのは一見華やかなようにみえる。しかし、そこにはたくさんの苦悩と努力があった。「働く」「暮らす」って言葉じゃ伝えきれない生々しい人生が描かれている。まさに「メシを食う」感じ。

それぞれの物語を垣間見ることで、自分の自分の生き方を考える作品だった。長年の自分の意思を持ってきた人もいれば、川の流れのようにそこに行き着いた人もいた。

カメラマンさんのお話が素敵だったな。息子さんの周りで日本語を話すのはパパだけなのに、日本語をみっちり教えていて、美しい日本語を使うの。

「パリでメシを食う」のは、華やかしいように見えて実は泥くさい。

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