本を読むように世界を理解しよう。

どうもとんです。

昨今、日本では若者を中心に貯金文化が徐々に減ったきたように感じます。

その代わりに資産運用をする人が増えてきていますね。

今から40年後に年金をもらえる未来が全く見えないことが原因ではないかと思います。

数年前までそんなに経済のことについて関心がありませんでしたが、このコロナ禍で日本経済がなかなかやばいなぁと感じつつ

経済の勉強はどこか難しいと感じることがあったので勉強していませんでしたが、かなりわかりやすく解説している本があったので紹介したいと思います。

この本では財務大臣だった父が娘にわかりやすく経済の話をしています。

従来の経済本とは違って、数字があまり出てこず、これを読めば大まかな経済の流れが掴めると思います。


まず経済とは何かです。

僕の定義はお金の動きかなと思ってましたが

そんな単一的なものではありませんでした。

経済とは余剰によって社会に生まれた
債務と通貨と信用と国家の複雑な関係

と定義されています。

これを見ただけでは意味わかりませんね。

簡単に説明すると経済というのは余り物からできるということです。

例えば、手元にみかんが5つあるとします。

1週間の食事がみかん一つで完結するなら
みかん四つで1ヶ月過ごせます。

五つ目のみかんは余っているというわけです。
なのでこのみかんを誰かにあげましょう。

ただあげるだけではこちらのメリットがないので、みかんを売りましょうか。

もしくはみかん畑そのものを誰かに貸して、1週間の賃金をみかん2個ぐらいあげる契約にしておいて、余ったみかんを自分の手元に入ってくるようにすることで、自分が働かずともみかんを仕入れられる状態にすることができます。

ここでわざわざ畑を出した理由は経済は農耕が発展したことによって、生まれたものだからです。

昔のヨーロッパは農耕の発展させて、余剰をたくさん作りました。そうしないと生活できませんでした。

一方でオーストラリアの先住民族のアボリジニは自然に生えているものを食べて生活すればよかったため、わざわざ余剰を作る必要がなかったと言われています。

後者のアボリジニの方が食べ物に困らなくていいように感じますが、余剰を作る必要がないため、それに付随して発展するはずのテクノロジーが生まれません。

ヨーロッパは余剰からもっと余剰を作るためにテクノロジーにお金をたくさんかけて、発展させることができました。

そうしてできた余剰を守るために倉庫ができたり、通貨と交換したり、別の国に侵略して土地を奪ったりなど、余剰を生み出したことによって、経済が生まれました。

経済は裕福なところに生まれるのではなく
貧乏なところから生まれるんだなと感じました。

じゃあそうするとアフリカはあまり発展していないんだという疑問が出てきます。

その理由は簡単です。
アフリカ大陸の気候の問題です。

アフリカは赤道を隔てて南北に位置しているため、上と下では温度が極端に変わり、南部で栽培していた農作物は北部では栽培できません。

なので余剰が作りにくく、テクノロジーの発展が難しかったんです。

なので格差ができて、経済が発展している国は先進国として他の国を牽引しています。

この本を読んで経済は自分の生活と密接な関係があると感じ、もっと経済について学ぶ必要があると感じました。

また経済を学ぶことで

・本質的なことを見抜く力
・外の世界から物事を理解する力

を得られると感じました。

経済について知りたいけど、どれを読めばいいかわからない人におすすめの一冊です。

ついでに読んだ感想や質問をコメントに残しておくとアウトプットになるので是非お待ちしております。

ありがとうございました。

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