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ホラ吹き爺さん、嫌われ婆さん

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アメリカ大統領選挙を楽しんでいただけるよう、そして民主主義の未来を一緒に考えたく、アメリカ政治の様々なニュース・情報を、現地から、わかりやすく、発信いたします! タイトルは「ホラ… もっと読む
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2016年9月の記事一覧

どうしてトランプを支持するの?共和党員の声を聞いてきました

どうしてトランプを支持するの?共和党員の声を聞いてきました

公開討論会から一夜明け、ユタ州ソルトレイクシティを後にして昨日からテキサス州ダラスにやってきました。州が変われば国が変わったかのように、人も言葉も変わります。見るからに黒人の方が増え(6〜7割が黒人の方のように感じます)、スペイン語を話す方も急激に増えて、案内板は英語の他にスペイン語もあります。そして、本当に南部英語に慣れなくて、戸惑いました。笑

先日の公開討論会をまとめた記事がとても多くの方に

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大統領選ディベートまとめ−何が語られ、何が語られなかったのか

大統領選ディベートまとめ−何が語られ、何が語られなかったのか



9月26日(日本時間27日)に行われた米大統領選挙の第1回公開討論会の内容をプレゼン形式にまとめました。一番最後に現地で見た自分なりの所感をまとめましたので、よろしければそちらもぜひ。

<所感>
Red State(共和党支持州)のユタ州ソルトレイクシティでWatch Partyに参加させていただきました。明日からテキサスなので、どうせならとヒラリー陣営のWatch Partyに。

生のと

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大統領選の討論がもし関西弁でめっちゃカジュアルやったら…。

大統領選の討論がもし関西弁でめっちゃカジュアルやったら…。

この記事は、9月26日に行われた大統領選挙の公開討論会について、npr.orgの全文書き起こしを元に、特に言い合いになった部分を関西弁かつカジュアルに訳したものです。意訳している部分もあったりしますが、公開討論の面白さ(いや、不毛さ?)を知ってほしいためですので、ご了承ください。
※司:司会、ト:トランプ、ヒ:ヒラリーです。

<経済政策について>司:どうやったらアメリカで仕事増えますかね?なんで

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3分解説:明日の大統領選公開討論会の見どころ!



さぁいよいよ始まります。大統領選挙の公開討論会!
アメリカ中のBarで「Watch Party」が企画されるほど熱気に包まれる今回の討論会。その見どころを3分くらいで解説します!

公開討論会とは

だいたいアメリカ国民の3人に1人は見ているわけです、明日の夜。
ちなみに、東海岸時間の夜9時−10時半という遅め時間に設定されているのは、時差のある西海岸の人も夕方以降にWatchできるからです。

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ここに来て激戦州が増えるというアメリカは、いよいよわからない

ここに来て激戦州が増えるというアメリカは、いよいよわからない

さて、前回のエントリー『今さら聞けない「大統領選挙の仕組み」と「激戦州」』では、改めて大統領がどう選ばれ、激戦州になぜ注目しなければならないのかをお話ししました。

激戦州がどこにあったのか、下の図でもう一度おさらいしておきましょう(出典はすべてfivethirtyeight.comから)。州の色が薄ければ薄いほど、今回の選挙でものすごく競っているということを指します。

では、もう一つ面白い図を

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今さら聞けない「大統領選挙の仕組み」と「激戦州」

アメリカ大統領選挙の情報発信をする上で、一旦まとめておこうと思ったのが「大統領選挙の仕組み」についてでした。
というのも、あまりにも日本とはシステムが違いすぎて、専門用語(「激戦州」など)も多く、先にこれをまとめておかないと今どこで何が起きているのかが非常にわかりにくいなと。

とはいえどういうシステムで行われるのか、アメリカ国民もわからない人たくさんいるんですよね、正直。

ということは!そう、

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今週の大統領選!ニュース振り返りPick

今週の大統領選!ニュース振り返りPick

9月11日(日)
<ヒラリー陣営>
★ヒラリー氏、9.11追悼式典を体調不良で退席という緊急事態発生
★ヒラリー氏は「脱水症状」ないし「熱中症」ではないかとの報道が出る

<トランプ陣営>
★トランプ氏、9.11によってNYでは自分のビルが最も高くなったと自慢する(発言は10日)

9月12日(月)<ヒラリー陣営>

★ヒラリー氏、「肺炎」という診断を公表
★ヒラリー氏のカリフォルニア州への選挙キ

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いよいよ始めます。アメリカからの発信!

はじめましての方も、そうじゃない方も、とんふぃです!(下の名前です!念のため。笑)
いま僕はカリフォルニア州のサンノゼという街にいまして、ちょうど渡米して1週間ほどが過ぎました。

ずっと政治の世界に興味を持ち、大学院にいる2年間は「法」と「政治」という観点からこの社会のあり方を考え、また社会と関わってきました。
そして、大学院を卒業し、司法試験を終えた後のギャップ期間がやってきます。

この期間

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