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50歳を海外で迎え思うこと

ついに50歳。48歳で日本を脱出し、50歳の誕生日をダブリンで迎えました。たくさんの友達がお祝いのメッセージをくれました。ワッツアップで連絡をくれたり、インスタのストーリーに私との思い出を投稿してくれたり(私はやり方がわからず投稿できなかったけど)時差を計算して電話してくれたり。本当に世界中の友達から温かいメッセージをもらいました。これは私の本当に大切な宝物です。マルタやダブリンの留学先で知り合った友達、ホストファミリーをしてた頃の元留学生、そして改めて感じるのはたくさんの日本の友達です。

I wouldn’t be very happy if I didn't have friends

私には自慢できる立派な学歴やキャリアは何もないけど、自慢できる友達が死ぬほどいます。半世紀も生きてきた証かもしれません。それは留学をして出会った外国人の友達もだけど、日本を離れて1年半が経ち、「ああ、私、日本人の友達もこんなにいたんだ」と改めて気づかされました。ありがたいことです。

私の人生はいつもとんとん拍子とはいかず、遠回りで、波乱万丈な人生だけど、なんだかんだで幸せ者だなと思いました。

50年も生きてりゃみんなそんなもんかな?でも一つ言えることは、私は昔から友達だけは大切にしていました。若いころから彼氏よりも断然友達の方が大切で、友達に何かがあればデートをブッチしてしまうほどでした。そういえば、かれこれウン十年前に「友達との関係は永遠だけど、恋人の関係は永遠じゃないから友達の方が大事」と彼氏に話して、そのあとフラれたことがあったのを思い出しました。(←わざわざ言わなくてもいいのに若気の至り)

だから友達の数だけは多い方だと思います。私は友達に関してはマメです(勉強はマメにできない)。こまめに連絡をとるし、返信も早いです。それは単に友達が大切だからです。50年生きて、私にある財産は、この友達の数なのかもしれないと思いました。SNSだけの関係じゃない実際のリアルな友達です。

(小学生からの40年来の友達からのメッセージ)
楽しくやってるなー
自分の人生を自分の足で歩いてるOkanらしいよ
めちゃ カッコいい
人生あと半分楽しくやっていこう
ガンバレ 応援する 誕生日おめでとう

こういう友達からのメッセージにじーーーんとするのです。中には私のことを50歳希望の星🌟と呼んでくれる人もいます。ま、50歳にもなって、こんな無謀な行動を起こす主婦なんて(もう全然主婦じゃないけど)なかなか日本にはいないのかもしれません。あれ、世界にもいないのか?そういえば、クラスメートに私みたいな人は今まで見たことがないなー。そしてみんなWhere are you?と聞いてきます。ジッとしてない私(笑)。

クレイジーかもしれないけど、今の生き方は結構気に入っています。日本にいた時は幸せな人がうらやましかったり、敵チームのように上手にソフトボールができず凹んだり、美魔女のママ友をみてすごいなーって思って、ジムにいって頑張ったりしてみていたけど、今はすごい美女をみても、「まぁ人種が違うから真似したところでどうしようもないよね。日本人は日本人らしい美しさがあるし!」となります(←ひらきなおり?)。

時代はもう変わっている

ワールドカップで日本が強豪ドイツやスペインに勝つという快挙を成し遂げました。私もダブリンで応援し、大興奮でした。一昔前までは考えられなかったことです。ドーハの悲劇の記憶がしっかりと残っている世代の私としては、この快挙は本当に涙がちょちょぎれるくらい感動しました。でも同時に確実に時代は変わったんだなと思わされました。変えられる!そう!50歳だって勉強すればこれからもっと英語が話せるようになる。キャリアがなくても若くなくても英語が堪能じゃなくても海外で楽しく暮らせる時代はもうすぐそこまで来ている!と、日本代表の勝利をみて思いました(←私はいつも自分の都合のいいように解釈をしてしまう)

日本がスペインやドイツより上にいる時代が来るとは!すごすぎる!
昔のユニフォームだけどちゃんと日本から持っていきました

一昔前の日本の経済や品質は世界を驚かすものでした。でも今はそうでもありません。中国や韓国に次々と抜かれ・・・というニュースを観ますが、でもスポーツに関しては躍進的な成長がみられます。東京オリンピックの時もそうでしたが、日本人選手らは小さな体で大きな外国人らをなぎ倒していくのですから。前にアイルランド人の友達が「日本人はめちゃくちゃ強い」と言っていました。そうかな?でも日本人は小柄だし、筋肉も少ないから不利だと思うよと話しました。彼は193㎝の空手経験者。彼曰く「日本人のあのスピードとテクニックは叶わない。小さな体だけど日本人は本当に強いよ!」とのことでした。たしかに!!かっこいいよ、日本人!ってことで、50歳だからといってあきらめないで、引き続き頑張ろうと思ってます。

でも実年齢を言うのが怖い

実は海外に暮らしだしてから思うのは、肌つやがよくなってきたんです。若い人に囲まれて若いエキスを吸血鬼のように吸っているからなのか、バイトでたくさん動いているからなのか、車がないから、ひたすら歩いているからなのかもしれません。体重もこの一年半で7キロ落ちました。大好きなビールはほぼ毎日飲んでいるのに。

そのおかげなのか、最近は外国人だけでなく、日本人にまで若く見られるようになりました。日本人に若く見られるとめちゃくちゃうれしいです。日本にいる時はむしろ老けて見られていました(子供と一緒にいたりするし、完全にママの顔だったのかも)

でもこうして肌つやがよくなったのは、日本を離れてノーストレス、ノープレッシャー、ノー我慢になったからだと思います。

毎日リュックを背負って学校に行って、英語の勉強をして、授業後にウエイトレスのバイトをして、家に帰って宿題をしてという生活はまるで高校生のよう。

だからママだった顔が薄れてきたのか、どんどん若く見られるようになってきました。そうすると欲がでてきたのか本当の年齢を絶対に言いたくなくなってきました。

何歳?と聞かれた時は、若くないから内緒!と言います。でも仲良くなってきた友達には「実は子供がいる」という話をします。嘘はつきたくないから、聞かれた時は、下の子の年齢(20歳)を言っています(上の子は封印)。そこで必ず「え!そんな大きい子がいる?」のと驚かれるので、最近思いついた新たな言い方はaround10です。大きなアラウンドにして子供の年齢を10歳位ってことにしました。まぁ嘘じゃない。うそか?(笑)

年齢は単に数字だとみんな言います。だからよしとしよう!

誕生日に手まり寿司パーティーでお祝い
ケーキを2つももらったけど食べきれず。海外特有の甘いケーキもあるけど、アイルランドのケーキは甘すぎないのもあってうれしい。

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