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ぺけぽん
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#コンテンツ会議

映画、どこ見る?どこ萌える?

俳優さん、ストーリー、「泣くこと」そのもの……。あなたは、映画のどんなところを見ていますか? ずっと映画やドラマと疎遠だった私は、30代半ばにして突然映画館に通い詰め始めました。京都市左京区の『出町座』の会員になり、朝から晩まで一日いることもあります。 私の「萌えポイント」はちょっと変化球かも。最近のお気に入り作品とともに、視点をまとめます。 美しい映像まずは風景です。特に、なじみのない外国の風景。都市の雑踏、雄大な自然、どちらも圧倒されます。 最近最も圧倒されたのは

エモーショナルな夜明けが見せてくれた音楽との未来

午前3時40分、目覚ましが鳴る。 子どもたちを起こさないようにそーっとベッドを抜け出した。2階の寝室からリビングまで忍び足で階段を降りる。 しん、と静まったリビングは主役不在のステージのようだ。眠気覚ましに淹れたコーヒーのコポコポコポという音が緊張を溶かしていく。 10分前。YouTubeから届いたメールを確認して、テレビ内蔵のアプリをオンにした。 「ELLEGARDEN_OFFICIAL はライブ配信中です」 ソファに浅く腰掛けて、ブランケットをそばに寄せた。まだ静

30代以下と40代以上で「自由と希望の歌」を聞いてみた話 ①

30代以下の方々に「自由と希望の歌」を聞いたら40代後半の男が泣いた話。 **** ※以下、全て私の主観です。かなり歪んだ主観です。 山羊はメー羊はヴェーです。 ※いろいろな事を言っていますが、その曲/その世代を揶揄することはしていないつもりです。ここに出てくるすべての曲、最低3回は聞きました。 もし、揶揄していると受け取られる表現がありましたら、ごめんなさい。表現が稚拙な奴と切り捨ててください。 **** 恐ろしいことに、5000字超えてから、本題が始まる。 ***

『100分de名著』でも話題。名作『モモ』が教えてくれる「時間の価値」

時間に対する矛盾「忙しい」「時間がない」「疲れた」 こういった言葉を、例えばこの3日で、あなたは何度口にしただろうか。 考えてみれば毎日言っているな、なんていう人もいるかもしれない。 最新家電やインターネットなどのおかげで、私たちの生活は日を追うごとに便利になる。その事実だけ取り出せば、一昔前に比べて私たちの手には余るほどの時間があるはずだ。しかし聞こえてくるのは時短、効率化、コスパ…そんな言葉ばかり。まるで私たち自身が機械的に時間を節約する家電になってしまったかのようであ

お帰りなさい、ロックヒーロー

思わず「半分、青い。」の鈴愛のようなことを言ってしまう。 夢なのか?現実なのか?どっち?どっちどっち?! 8月15日(水) 転職してから初めて使用した有給は10年ぶりに活動を再開したELLEGARDENへと捧げられたのでした。 10年前の2008年、彼らは活動休止を発表した。 9月の新木場スタジオコーストでの休止前ラストライブは当然のごとくチケットが取れなかった。 7月のある日、学校の後だったと思う。母がリビングで「お姉ちゃん、ちょっと目瞑って」とにやにやを無理やり抑え