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子育ち・親育ち 「安心して泣かせてあげる」ってたいへんだ

わが子は今月で1歳10ヶ月になりました。
毎日一緒にいるとあまり意識したことがなかったですが、
そういえば2ヶ月ほど前から、なんか最近いやだいやだ(まだ いやだ とは言わないですが)と何かにつけて泣くようになったような気がします。
「おや?これはもしや?」と薄々気づいていながら、
先輩ママが口を揃えて言う「イヤイヤ期」だとか「魔の2歳児期」というのは、
いやーうちの子はまだ違うだろう とひょうひょうとしている日々です。

今回は、いつもと変わらない朝になるはずが
私がちょっとした対応をミスったことによる子どもの大泣き事件と、
それに対し ほっぽらかさずに頑張って向き合った自分を褒める記事です。



私は、育児本はあんまり読まない。
読むとしてもネットの記事くらいだけど、
読んでるうちに「こんなの絶対無理」とか「私のやり方だめじゃん…」とか思い出して最後まで読めなくなるし、
「こうしなきゃ」と視野が狭くなるタイプだから。

それでも初めての こそだて で、
こんなのどうすりゃいいんだ となることもあるので、
Instagramで子育てのアレコレを発信するアカウントを2つだけ厳選してフォローしてる。

そのなかで、
「子供が泣き止まないときは、安心して泣かせてあげることが大切」というのがあった。
おやつやテレビなど他のもので泣き止ませていると、
それがないと泣き止むことができなくなり、依存してしまうらしい。
それがテレビやYouTubeだとますますやっかいに。

なるほど。泣いて泣いて、いやだー!を思い切り発散させてあげるのが大切なのか。
そして、思い切り泣くことができる場所があると、安心して感情を表現することができるようになるのか。
と、私なりに解釈した。
テレビやYouTubeに依存されると後々私にはどうにもできなくなりそう。

そうはいっても、1歳過ぎてから泣き声のボリュームがめちゃくちゃレベルアップした。
全然聞き流せない。聞くの辛い。心が ワーッ となる。
「うちはもう泣かせっぱなしで諦めてるわー」と笑って話す友達、まじですごい。


前置きが長くなりましたが、今朝のこと。
いつも通りの子どもとの朝ごはん。
パンと牛乳、バナナヨーグルト。
ヨーグルトを完食したあと、牛乳を飲む。
まだ片手では上手くコップを口に持っていけないので、いつものように私がコップに手を添えて、両手で持つようにうながしたところ、今朝はこれがダメだったようで。
「ないなーい!!!」と、大泣き。

そっからもう何をしても泣き止んでくれなくて。
机のものを手当たり次第「ちょーだい」と言うので、「これ?」と手渡すも「ないない!!」と両手をブンブン振って大泣き。
1人で牛乳飲みたかったんだと思ってコップを差し出しても「ないない!!」。
「ちょーだい!」「ないない!!」をしばらく繰り返す。その間大泣きの大涙の大鼻水の大よだれ。もう30分くらい泣いてる。私にとっては長い。

あー、9:00には家出たかったなーと思ってた私はだんだんイライラしてくる。
「いないいないばぁ」を点けたら泣き止むかな。

「安心して泣かせてあげること」。子どもが泣いてるとき、一応いつも思い出す。無理なこと多いけど。

よし。こんだけの大泣きは、もしかしたら私と子どもにとって大切なステップなのかもしれない。信頼関係を築く大事なできごとなのかもしれない。

別に9:00に家を出れたら良かったけど、決まった予定じゃない。
今日は、好きなだけ泣いて 安心してもらおうじゃないか!!

決心した。

もう一度、ことの発端となった牛乳の入ったコップを差し出してみる。
「ないなーい!!」と振り払った手が牛乳をぶち撒ける。

ついさっきの決心がもう揺らぎそうになる。

深呼吸〜〜〜して、
コップが嫌だったのかな?と思い、違う種類のコップを渡す。「ないない!」によりまた牛乳が撒かれる。
コップが宙を舞う。つよいこグラスほんとにつよい。

無言で牛乳を拭く。めちゃくちゃ怒りたい。
(あとから、なぜ自分のイライラの首絞めるようなことしたんだと思う)

いそいそと 無の状態で牛乳を拭いていると、
決心からおよそ20分、子どもがはっと泣き止んで私を見た。

(もしかして 何かいけんことしたと思ってくれてる?)

床を拭き終わって ぞうきんを洗っていると、
子どもが「ちょーだい」というので、パンのお皿を渡す。
パンをもそもそ食べ始める。
「パンが食べれるの!えらいね!」
いつもはパン投げ捨てるので、食べれたことを褒める(色々なことをぐっと堪えて褒めれた私まじでえらい)。

すると…

子どもが…笑った…!!(´;ω;`)…!!

カワイーーーーーー!!


なんで泣いてる時は言葉は最悪ですが憎いくらいに思ってしまうのに 笑うとそれまでのモヤモヤが一掃されて優しい気持ちになれるんでしょうね。

「自分で飲みたかったよね。
 言葉で言えないのつらいよね。
 いっぱい泣いて教えてくれてありがとね。
 頑張ったね。辛かったね。」

子どもを ぎゅーーーっと 抱きしめて言った。

頭ごなしに注意したりとか、
他のもので気を逸らしたりするのではなく、
母なりに子どもの要求に向き合おうとしたから、
子どもが自分で感じ取ってくれたのかな?と思いました。


私はほんとにすぐイライラしちゃうし要領も悪く時間もかかっちゃうから、
前の仕事してたら、おなじようにはできてなかったと思う。
あくまで私は のおはなしで、
仕事をしながらでも子どもと向き合えてるお母さんはたくさんいると思う。ほんとにすごい。すごすぎる。雄大すぎる。

フルタイムのお仕事はしばらくおやすみすることにした理由のひとつ、大きなひとつが、
子どもと向き合うため。

それでも 色々やりたいこともあるし予定を詰めちゃいがちな私は
ついつい向き合うべき場面から逃げそうになるけど

こういう時のために今の生活を選んだんだった!と
自分のほんとに大切にしたい軸について
改めて考えさせられました。

ですが
イライラしちゃって怒りそうになったときは
わんわん や しなぷしゅ の力も大いに借りようと思います🌟


最後までお読みいただいた方、
大切な時間をいただき
ほんとに ほんとに ありがとうございました。

スキしてくださった方、
あなたの記事を読みに行かせていただきます。

おしまい



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