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「目標があるということだけで景色の見え方が違うなぁ」と思った朝。育休中の暗い自分も抱き締める日記。

noteを読んでると、育休中の過ごし方について書いている方がたくさんおられますね。
育休中に自分の趣味を楽しんだり仕事のスキルアップをしたり、はたまた今までのお仕事とは全く別のキャリアに挑戦したり。
そんな過ごし方ができる皆さんを本当に尊敬します。

私はというと、
主人が家を出る8時ごろに起床して顔も洗わずにとりあえず子どもと朝ご飯を食べて、
Youtubeを見せながら前夜にめんどくさくてほったらかした洗い物をし
母の姿を探し泣きじゃくる子どもにイライラしながら洗濯物を干し
そのままソファで子どもとダラダラしていたらいつの間にか夕方。
重たい腰を上げて夕飯を作り、バタバタとお風呂に入れたりして気づいたら1日が終わってた。

5ヶ月くらいまでは、支援センターにも1週間に1回行けたら良い方だったんじゃないか。
化粧をする日の方が少なくて、ほとんど外出せず過ごしてた。
かといって家でも、発達に合わせたおもちゃで子どもとしっかり遊ぶなんてことはできていなかった。

初めての赤ちゃん。私達夫婦の、たったひとり(の予定)の赤ちゃん。
幸せになってほしい。すくすくこの子らしく育ってほしい。
私だって、そうは思ってた。

「夫は生活費のために一生懸命働いているのに、
 赤ちゃんを育てるために休みを貰っている私は毎日ダラダラダラダラ何をしてるんだろう。」
そうやって自分を責めても、私はどうしてもシャキッとは生活できなかった。

結局子どもが7ヶ月くらいの頃から、その時の仕事がきっかけで親子ひろばや子育て支援センターなど様々なところに出かけて
おかげで子どもものびのびと遊べて煮詰まることも少なく育休が過ごせたのだけど
それらはまた地域の子育て支援に関するレビューとして書きたいと思います。


今朝思った。

今再び、当時と同じように仕事をせずに子どもと過ごす毎日だけど、
全く違う時間の使い方ができている気がする。

例えば今日だと、
6:30に起床して子どもが起きるまでに家事を済ませ、
9:30に家を出て30分歩いて地域のオープンスペースへ。
リトミックや家には置けない大型遊具で子どもとしっかり遊ぶ。
子どもをお昼寝させようとするも結局中々寝ず諦めて、
ほんとだったらまたお菓子を焼こうと思っていたけど
色々型が無いことに気づき製菓道具をたくさん買いました。
そして子どもが寝てくれたのでブログ書いている今。

あれ、書き出してみると公言するほどの過ごし方できてない(笑)
これでも私からすると進歩なんです。

私坂の上にある団地に住んでるんですけど、
リトミックへ向かうまでの道のり、坂道から見える景色が、とってもキラキラして見えたんです。
育休の時の、ソファからぼーっと見てる景色とはぜんぜん違ったんです。

そりゃ物理的に違うから当たり前なんですけど、なんていうかそういう意味じゃなくて!
「今日これからどんな遊びができるのかな?子どもは喜ぶかな?
 お昼からは、寝てくれたらお菓子焼きたいな〜」って、
今日という日に希望が持てた感じ。

それって、何でなんだろう?
考えてみた。

きっと、目標があるからだと思う。
育休中は、「あ〜今日も何して過ごそうか…。」とその日その日をこなすことで精一杯で、何だか日々を過ごすのが憂鬱にさえ思ってました。
でも今は、カフェを開くという目標のために、
お菓子やパン作りを上達させたい、ゆくゆくは経営についても学ばなければならない、そのために今日は何をしよう?と日々できることを探している。

1日の半分は子どものために使うとはっきり決めてるのも良いのかも。
今日は午前中しっかり遊んだから午後は自分のことしても良いよねって、
子どもにテレビ見せてても割り切る。

遠回りしたり回想したりしてなんやかんや書きましたが、
目標に向かってめちゃくちゃ小さいですが1歩ずつ歩いてる感覚と、
そしてそんな自分が好きなんだろうなっていう陶酔とで、
今朝子どもと見た坂道の景色は 忘れたくないって思えるほど綺麗だったというお話です。

最後になりましたが、
私は、育休中の一生で一番ダラダラした日々も、とっても大切だと思っています。
今私は目標があると偉そうに書きましたが、
産前産後・育児休業は、出産でボロボロになった身体をしっかり休めること、
そしてふにゃふにゃの乳幼児を育てることに少しでも慣れること、
これらが目標だったんだと思います。

夜も寝ないと思ったら日中も寝ない、
乳を飲ませることに慣れてきたと思ったら今度は食事が食べれるようにしないといけない、
1日に何度も吐き戻すしう○この回数も落ち着かない、
これじゃリズムよくシャキッとなんて過ごせる訳がないです。
母の思い通りになる1日の方が少ないんだから、
「今日これしよう!」って決めたらこっちがしんどい。
それだったら今日することなんて決めずにダラダラしといた方が子どものためにも良かったのかもしれない。

そして、過去のダラダラした日々があるから、
「今は子どもとの日々に少し慣れてきたし、色んな遊び場に連れてったげるかー!」
って、愛情たっぷりに思えるんです。


あーんまた長くなってしまいました。
最後まで読んでくださる方、いるのでしょうか…。
いたとしたら、大切な時間をいただいて、本当にありがとうございました。

スキしてくださった方、
必ずあなたの記事も読みにいかせていただきます!

あの時の辛い、暗い日々も、無駄じゃなかったんだなぁ。
タイムスリップして、死んだ目で見たくもないテレビ見てた私をよしよししてあげたいよ。

おしまい

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