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「いつか付けたい」と温めてる名前はある?|会話ログ#28

『隣の席のふたり』
日々の思ったこと、楽しかったこと、挑戦してみたことを、仲良しのふたり【osi = デザインする人】【しづむ = 漫画を描く人】が話します。
現在隔週で水曜日に更新中。

osi:
7月は和名の月名だと「文月」だね。

しづむ:
8月は葉月。じゃあ……あれ? 9月って何だっけ?

osi:
え? 待って、なんだっけ、思い出せない(笑)……なんだっけ、9月に失礼や。

しづむ:
(調べた)あ、「長月」だ〜〜〜〜〜〜……。神無月とか葉月に比べたらキャラが弱いよ〜〜〜。

osi:
なんで長月っていうのかな? あ、「夜長月」からきてるんだって。だんだん夜が長くなっていくから……。夜長月を略して長月。長雨ともかかってるんだって。そう聞くと、おしゃれだね。いいじゃん。

しづむ:
ああ、なるほどねぇ。

osi:
もう「長月」って覚えたね!(笑)こうやってバックストーリーを聞くと覚えられる。隠された魅力が知れた。日本語って、きれいね……。

しづむ:
(笑)和風の月名でいうとさ、3月生まれで「弥生ちゃん」って名前の人、いるじゃない? 生まれた季節や月名がそのまま名前になってるの、素敵よね〜。

osi:
そういう名前、憧れるよね。


というわけで。

「この名前ってどこから来たの?」と考えていたら、名前をつけること自体について話がふくらんでいきました。なので今回は

です。

【音声版】「いつか付けたい」と温めてる名前はある?|会話ログ#28



デザインする人
osi

本名は身内から一文字もらったという由来を持つ。名前部屋のぬいぐるみにも名前をつけている。


漫画を描く人
しづむ

創作をするので、キャラクターに名前をつけるなど名付けの機会は多い。部屋のぬいぐるみにも名前をつけている。



しづむ:
トトロのさつきとメイもそういうネーミングのキャラクターとして有名だよね。

osi:
同じ由来で5月生まれでメイって名前の子、いたなぁ。しゃれてる〜…。こういう名前の付け方、いいよね。日本人らしいというか。

しづむ:
そうね。そのときの……なんていうの? リアルをそのまま名付けに反映する付け方もいいよね。夕方に生まれたから「夕」の字が名前に入っている友達とかいたな〜。聞いたことなかったからosiさんに名前の由来を聞きたいんだけど、めちゃくちゃ本名の話だから記事では使えないね(笑)

osi:
そうなんだよね(笑)

しづむ:
名前の由来、友達のとか聞くのおもしろいから好き。


名前から抱くイメージってある

osi:
だね。しづむさんは漫画作る人だけど、キャラの名前とかどうしてんの?

しづむ:
キャラは……今ちょうど、新しいキャラの名前考えてるところなんだよね。キャラクターだから、印象に残る名前にしたいなとは願ってる。

osi:
名前から「その人がどんな人なのか」ってイメージはけっこうつくよね。どんなキャラなのかとか。

しづむ:
そう。「重装歩兵」と「踊り子」と「高貴な騎士」が同じような名前じゃいけないなとは思う。名前を聞いたらある程度想像できるような名前にするのも大事かな〜って。もちろんあえてハズした名前もありだけど。

osi:
そうね。キャラクターの名前でなぜか共通して抱くイメージってあるよね。「えりか」「まりか」だとなんとなくお嬢様系のひとを想像するよね。背が高そう、美人そう、とか。

しづむ:
わかる(笑) 

osi:
そういうのって何であるんだろう。歴代の作品の「まりか」「えりか」たちがそういうキャラが多かったからそういうイメージがつくのかな。

しづむ:
飛び抜けて有名な誰でも知っているような人がそういう名前だったら、そのイメージに引っ張られるっていうのもありそう。

osi:
アイコン的な人がいるかどうか、か。それもあるかもね。いやぁ、名前ってイメージと直結してるな。

しづむ:
そうだよね。だからいつもキャラの名前つけるときに悩む。そう思うと、世の親たちは大変だ。

osi:
一生ものだしね。なかなか変えれるものではないから。あ、でもさ、実際の人間の子どもへの名付けは多少なりとも世間体や家の流れを考えなきゃいけないことはあるだろうけど、キャラはわりと自由に考えられるから、楽しそう。

しづむ:
名前ありきでキャラがあるんじゃなくて、キャラありきで名前がつくから。本当に名は体を表すみたいなストレートな名前つけてもいいわけだしね。「悪魔くん」でもキャラなら普通にありえる。

osi:
登場人物の名前が全員色に関する名前……みたいなこともできるわけだもんね〜、おしゃれ。キャラの名前だけをとって見ても、世界観が作られてる感じがある。

しづむ:
うんうん。


みんなにもある? 「温めてる名前」

osi:
人って、そういう「名前を考えるのが好き」なところない? 小学生の頃くらいから「もし子どもができたらどんな名前にする?」みたいな話って出てくるじゃん。「男の子だったら○○ってつけるんだ〜」みたいな話題、あったよね。

しづむ:
あった。あれ何でだろうね。あ、わたし学生のとき知り合った人がわたしの名前を知って「それ、もし将来娘が生まれたらつけようと思ってた名前!」って言ってたの思い出した。「(あなたに)会っちゃったから、もうつけられないわ〜」って言ってた。笑ったけど。温めてる名前ってありがちなのかな。

osi:
みんなの関心と注目の的なんだろうね、「名前」。

しづむ:
「温めてる名前」があっても、キャラクターを作ったりする機会以外だと、子どもにつけたりペットにつけたりとかになるのかな? あ、あとゲームの主人公にも「温めてる名前」をつける人も一定数いるらしいと聞いた。

osi:
心のどこかに何かしらあるよね、温めネーム。ペンネームとかはまた別でさ。

しづむ:
「名前がついているものへの愛着」じゃなくて「名前自体への愛着」だからなんか不思議だよね。

osi:
なんだろうね。


ハンドルネームも、犬や猫の名前も

しづむ:
あ、そういえば。家族になった犬や猫はみんな自分が名前つけたんよね。

osi:
そうなんだ!確かに、猫さんにも会ったことあるけど、ほんとにその名前通りの顔に育ってるもんね(笑)

しづむ:
ねえねえ、osiさんの「osi」は? わたしさ、アルファベット表記のosiがすごく「あなたっぽい」なと思う。うまく言えないけど。形かな?

osi:
わたしもひらがなで書くより、o・s・iって小文字で書く方が好き。

しづむ:
この表記ありきでosiっていう名前になったのかなってなんとなく思う。そうか、名前って表記で決めるか意味で決めるか響きで決めるか……って要素たくさんあるんだよね。

osi:
漢字の名前でも、文字の組み合わせや見た目で選んだりするよね。

しづむ:
極端な話、名前だから「こう書いてこう読ませる」も自由だし。

osi:
今自分が名前つける機会は、ゲームが多いかな。

しづむ:
主人公とか。わたしRPGの主人公の名字、自分の本名の名字つけてる。愛着湧くかなと思って……息子や娘みたいな感じで(笑)RPGの主人公は自分本人とかイコールノットだけど、血を分けてる感じは出るんよね。

osi:
わたしRPG系のゲームあんまりやったことないから、その感覚味わえてないな。

しづむ:
最初の名前何にしようっていう時間が楽しかったりするんよね。


今日はそんな感じです

osi:
やっぱり好きなんじゃない? 本能的に。名前をつけるっていうことが。

しづむ:
人間は名前をつけるのが好き……まあ、そもそも言葉ってたぶんそうやってできていったんだろうね〜。

osi:
そうだよね〜。あれとかそれとか指し示すだけじゃ限界あるし、名前をつけて初めて存在するところある。そういう話ですね、今日は。

しづむ:
そういう話です。なんかだんだん話がでかくなるのよ(笑)とりとめがなさすぎて。

osi:
(笑)

しづむ:
いや〜名前……今作ってるキャラクター本当に名前が決まらなくて、ずーっと名付けサイトとか見てる。(こういうの→なまえさあち

osi:
へえ。いいね。親の気分だ。それでキャラの性格とか決まりそう。

しづむ:
そうそう、名前つかないと方向性が固まらない。でも、名前さえ決まれば、決まった瞬間に「このキャラが今存在しはじめました」っていう感じがして、愛着も湧く。話が浮かんだり。

osi:
これからあなたとキャラが関係を築いていくわけね。楽しみだね。

しづむ:
RPGやろう。

osi:
ドラクエ、やろうかな〜〜〜。


温めていた名前をつける、そのときの情景をつける、など「名前をつける」ことにはバックボーンがつきもの。思いを馳せてみると楽しかったです!

それではまた次回に。

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