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【告白】湊かなえ

こんばんは、となカエです。

あらすじ

「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。

語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、
次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。
衝撃的なラストを巡り物議を醸した、
デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラー。

Amazonより




感想

インスタやXでちょこちょこ目にしてた「告白」
気になってkindleで買ったまま、寝かせてたけど、やっと読みました。

面白かった。

教師、生徒、犯人など、色々な視点の独白で話が進んでいく。

自己中心的な考えしかない生徒に殺された娘の復讐をするかと思えば、警察に突き出すことはない。

子どもだからと言って、許されることはない。
苦しんだらいいと思う。
でも、苦しみ方が2人とも自己中心的。
被害者に対して「申し訳ない」ではなく、
「なんで自分が」っていう思考が強い。
読んでてイラッとするけど、昔はそーゆー感じでしか考えられなかったなと過去の自分を見てるようだった。

先生の冷静な復讐。
愚かな犯人生徒。

最後の最後で「え?」ってなった。

語り口調の本なので、めちゃくちゃ読みやすかった。
小説初心者に特にオススメしたいかも。

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