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移住して感じる北海道

ドタバタした3月があっという間に終わり、いよいよ北海道での生活がスタートした。

初日に雪が積もっていて電気がつかなかったり、スリップしながら車を運転したりと最初から北海道の洗礼を受けながらも何とか移住して2週間が経った。

普通の街で普通の暮らしをしていた人間がいきなり周囲1キロ誰もいないような場所で生活を始めるなんて、本当人生は何が起こるかわからないなと思う。

街に出るのに車で30分かかるし、街は晴天でも家の周りは吹雪になっていたりと生活するのに決して便利とは言えない場所だけれど、その分存分に自然を感じながら暮らしている。

朝になればキツツキが木を啄く音で目が覚め、地平線に沈む夕日を背に狐が歩いている姿を家から見られ、夜にはエゾフクロウがすぐ目の前の木に止まって鳴いている。ウッドデッキに出れば夜は空が落ちてきそうなくらいの星空で、流れ星を見ない方が難しいというくらいたくさんの星々が見える。

そのほかにも鹿やタンチョウ、白鳥など近くに住んでいる生き物たちは本当に多い。

ここでは自分を中心に世界が回っていないという事が肌で実感できる。

自分が自然にお邪魔しているような感覚。

それはきっと自分は自然に生かされているといったような生易しい感じではない。

ここで適応できなければ、下手したら死んでしまう。そんな緊張感すら感じさせる自然だ。

毎日が驚きと発見の連続で、それはとても刺激的な毎日だ。

もちろん犬たちも大はしゃぎで毎日のように庭を走り回り、外に散歩に出かける。

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たっぷり走り回った後はご飯を食べ、薪ストーブで暖まった部屋でみんなで眠る。

人と接しない分、自然や動物たちとの会話の密度が濃くなっているのが実感できる。

あぁ、こんな暮らしがしたかったんだ。

毎日のように思う。ずっとずっと北国でこんな暮らしがしたかった。

思い切って行動して、本当によかったと思っている。

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特別な事が起こるわけでもなく、ただ自然と共に流れるように暮らす今の状態をとても気に入っている。

5月から仕事が始まるので、そこからまた生活リズムは変わっていくと思うが、今はそれまでの間を存分に楽しもうと思っている。

インターネットが通じない場所で、何とか色々方法を模索しているが、今のところ解決策がなく、最終的にはポケットwifiに落ち着きそうだがそこだけ唯一不便なところだ。

まぁでも焦ることはないと思っている。

少しずつ春を手繰り寄せる北海道の自然と共に、ゆっくり自分のペースでnoteも更新しこうと思う。

純度を高く保ち、小さな事にも感動できるよう感覚を研ぎすませながら生きていきたい。

気づけばフォロワーさんもたくさん増えて、何を書こうかと考えてしまっていたけれど、これからは日記のような形で日々を記録していこうと思っています。

更新頻度はあまり高くありませんが、これからもずっと続けていきたいと思ってますので、今後ともよろしくお願い致します。



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