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ton
2020年1月14日 10:30
まるで。。。物語の主人公だった。数多の苦難を乗り越え、世界を滅亡から救うために、あらゆる存在(人間以外の種族)達と、日々、渡り合っていた。私は、〝神〞という、特別な立場を与えられ、全てから信仰され、愛されていた。困ったことと言えば、人間界(地球上)が、私を迎えに来ないこと。いつまでも能力を眠らせて、秘め事として扱うことだった。人間界こそ、目覚めなくてはいけないのに。。。だから私
2020年1月7日 22:00
例によって、すっかり遅くなって、真っ暗な夜道を凍えて帰る、冬場の自転車。少し、人家から離れたところで、アスファルトの地面をカッカッカッカッと、引っ掻くような、慌てふためいた身軽そうな足音がした。そのとき、何事か考え込んでいた私は、ぶつからないようにと距離を図りながら通りすぎて、ハタ、と、思いやる。〝バンビちゃん(鹿)!?〞私の方が慌てて後ろを振り返った頃にはもう、その立派な姿は