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Queenのコンピレーションアルバムについて

こんにちは、毎記事が初投稿のtomtomです。

Queen〜Made in Heavenまでの全スタジオアルバムレビューを書こうと思いましたが、15作もあってやる気が潰えました。(こんなサイトもあるしね…)Innuendoだけ書いてるので見てくれたら泣いて喜びます。
Innuendo以外は実際に
君の目と耳で確かめよう!!!

書きました!

ということで、彼らの今回はコンピレーションアルバムについて軽く語ります。
といってもあまりに多くの作品があるので、取り上げる対象は日本語wikiに記載あるものからいくつか抜粋します。海外のみリリースの作品とか手軽に聞く手段がないので書かなくてもいいでしょ。

各アルバムの収録曲はこの記事を閲覧している機械で各自調べてください。この記事ではあまり曲の詳細に触れない(し触れる知識もない)ので。

なお、筆者がよく聴くスタジオアルバム上位はInnuendo,The Miracle,The Gameがトップ3。ついでSheer Heart AttackとかQueenⅡのB面と言った順番です。
筆者は割とQueenファンの中でも少数派ということはご了承を。


ということで、今回触れるのは以下のアルバム。
Greatest Hits (1981)
Greatest Hits Ⅱ(1991)
Queen Rocks (1997)→ここまで書いた
Greatest Hits Ⅲ(1999)→ここから下は気が向いたら今後追記(多分向かない)
Deep Cuts Volume 1〜3(全部2011)
Bohemian Rhapsody :The OST(2018)
前回と同じく安定の20-80スケールでtomtom的な採点します。
*採点は個人的好みとおすすめ度の2項目

Greatest Hits (1981)

好み:60
おすすめ度:80
収録:QueenⅡ(Queen)〜Flash Gordon(The Game)

(現在はQueen(*処女作)からの収録なし)
*後年Ⅱの収録となったが、Bowieとの合作"Under Pressure"はこのアルバムが初収録。
ジャケット写真は英語版wikiから(以降も同じく)。現在のジャケットは写真がまっすぐになっています。

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現在の収録曲
(画像は日本語版wikiから)

概要

デビュー10周年記念アルバム。
先行アルバムは上記の"Under Pressure"。
リリース時には双方がツアーのため撮影がおこなえずMVは編集版。日本の映像もあります。

いわゆる全盛期がまるまる収録範囲であり、ヒット曲がたくさん収録されているアルバム。(タイトルからして当たり前)
よくQueenの特徴として言われる”多重録音のコーラスや七色のギター”が色濃く発揮されている時期はこっちです。
オフィシャルが売れた曲をたくさん収録したらそりゃ沢山売れるというシンプルな話であり、彼らの本国UKでは1番売れたアルバムという栄誉を冠しています。

現在の収録曲は世界企画で統一されています(日本語版では"Teo Trriatte"がボーナストラック)。
リリース時には各国で収録曲が違いがあったようです。そのため国によってはいろんな曲の収録があったりなかったり。詳細はwikiとかに記載があるので参考を。
なお、Queenには4人のメンバーがいますが、各メンバーの作曲収録は以下の配分です。初期の作曲の中心を二人が占めていたことがよくわかるかと。Taylorが作曲家として開花するのはもう少し後の話。
Freddie:10 May:5 Deacon:2

採点理由とおすすめ曲

20-80グレードにおいて、80点はは殿堂入り級なので採点にほぼ使われることのないグレードですが、本作は殿堂入りといってもいいアルバム。洋楽をとりあえず聞いてみたいという人間にも自信をもっておすすめできる作品であり、80点は妥当だと考えます。とりあえず映画のタイトル曲とかから聞けばいいんじゃないかな。

おすすめ曲:全部
洋楽に疎い人間でも聞いたことあるorタイトルに聞き覚えがある曲で大半が構成されてます。さすが世界的バンドのベスト盤。
アルバム全体でもほぼ1時間なのでとりあえず全部聞いてみるといいと思う。

Greatest Hits Ⅱ(1991)

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好み:60
おすすめ:70
収録:Hot Space(?)〜Innuendo
*Hot Spaceからは"Under Pressure"のみ。
これは収録作品ありの扱いでいいのか…?

収録曲

概要

デビュー20周年記念版。
当初はInnuendoのリリース前に企画が上がったようですが、メンバーの意向もありInnuendoの制作を優先してリリース。結果的にFreddie生前最後のアルバムとなる。
先行シングルとして"The Show Must Go On"がリリース。
Freddieの体調面からMV撮影など出来るわけもなく、後期シングル作品MVの編集で作成。

70年代に比べ、80年代以降はシングルのリリースも多くなったこともあり、期間中にリリースされたシングルでも収録されていない曲が割と多いです。一部Ⅲに後々収録されることになる曲もありますが。
前作ではすごく偏りのあった作曲の配分はこんな感じです。といいたいのですが、後期の作品はQueen作曲のクレジットが多い+共同制作が多く、あんまりわかりにくい。リリースからかなり年月も経っているので調べたらすぐに出てきます(他人任せ)
Freddie:1.5 May:2 Deacon:1.5 Taylor:3 Queen:10
ちなみに、今作の最初と最後を飾る曲はもともと一つのアイデアとして考案されていることが伺えます。(参考)

採点理由とおすすめ曲

本作の収録範囲はいわゆるポップ路線に動いた後のものが大半を占めます。
筆者は後期Queenが好きなので、今作でのシングルは割と好きです。BreakthruのMVとかいいよ。
ただ好みでは無い曲も前作よりは多めなので少しマイナス。前作が強すぎるのでしゃーない。
CDでも収録時間がギリギリだったのか、多くの曲でオリジナルより後奏が短くなっているのもマイナス要素に捉える人はいるかも。
アルバムの最後が"One Vision"と明るい曲で終わっているのは聞きやすいと思います。一曲前が重いと捉える人も多い曲なのでなおの事。

おすすめ曲:1-6曲目
*A Kind of Magic-Under Pressure-Radio Ga Ga-I Want It All-I want to Break Free-Innuendo
ここの並びは前作にも引けを取らないラインナップ。Bautista-JD-EEのような強力さだと個人的には思ってます。
前作と比べてこちらが好きなようでしたら、後期アルバムもぜひ聞いてみては。

正直コンピレーションアルバム選ぶので有れば特に理由がなければ上2つから選ぶのが安定。以降は蛇足ですのでやる気がなくなります。


Queen Rocks (1997)

好み:60
おすすめ度:40
収録範囲:”The Game"と"Made in Heaven"を除く全作品+新規1曲

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概要

先行シングルは"No One But You"。こちらはQueenとして2021年現在最後に製作された楽曲でもあります。
(forever:2014収録作品はFreddie生前の収録/The Cosmos Rocks:2008はQueen+Paul Rogers名義)
バラエティ豊かな楽曲をほこるQueenの中において、ロックに着目して収録作品を決めた異色作。May(ギター)曰く「ドライブに適した曲を集めた」とのこと。
この手の作品にしては珍しく、"Hot Space"からも収録があります。
(Hot Spaceは制作時にグループ内で意見が分かれたアルバム。本作の方針に反対していたのが現在活動中の2人なので、ライブなどでもあまり取り上げられることが少ない作品)
本作リリース後にDeacon(ベース)が引退。そのためQueenとしての新規楽曲が収録されることは今後ないでしょう。(Foreverのように過去作品の編集は別として)

編集について

本作はいくつか新規で編集された作品などがあります。本作最大の特徴といっても過言ではないです。
・トラック2.Tie Your Mother Down→シングル盤
アルバム(Race)の最初にある無限音階をカットし、最初からギターで演奏が始まります。
・トラック4.I Want It All→シングル+アルバム版
説明が面倒なので表みてね。Rock編集は評価もおおむね高く、個人的にもいいとこ取りしている印象があって好きです。
大抵のベスト版がシングル音源での収録なのがさみしい。

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・トラック5.I Can't Live with You→新規編集
ギターやドラムに着目した新規編集。ロック感が増し、アルバム版よりハードロックな曲となってます。
なおこの曲はアルバム版とこの編集で収録した音源はほぼすべて活用しているようです。このような既存曲の新規編集も見てみたいですね。(Made in Heavenとかあるけど)

なお、編集ではないですが"Fat Bottomed Girls"のリマスター時にミスがあったようで、冒頭部分に明らかな異音が含まれます。(こちらを参照)

採点理由とおすすめ曲

今作は新規編集作品もあり、新鮮な感覚で聞くことのできる部分もあります。ジャンル分けでのアルバムは後年のForeverもありますが、個人的にはこういう形もありかなと思います。


今作最大の問題点は配信がないこと。現物を購入ないしレンタルする必要あり。他人におすすめしにくい最大の理由です。
Spotifyについてはわかりませんが、このためApple MusicではI Want It AllのRocks版編集やTie Your Mother Downのシングル盤音源を聞く手段が現状ないです(知ってる方がいたら聞きたい)。
*"I Can't Live with You"についてはInnuendoのDX版にボーナストラックで収録。
"No One But You"はGreatest HitⅢに収録あり。

やる気が潰えました。これ以降は気が向いたら追記します。
多分しないだろうな。
NEU!のレビューを書きたいのですが、あまりに知識がありません。誰か書いてください。


Greatest Hits Ⅲ(1999)
好み:採点するほど聞いてない
おすすめ度:30

Deep Cuts Volume 1〜3(全部2011)
好み:採点するほど(略
おすすめ度:40

Greatest Hitsに収録されてない曲からのピックアップ。1-3は収録作品で分けられてる。正直これ聞くならスタジオアルバム聞けばよくね…?感が否めない。

Bohemian Rhapsody :The OST(2018)
好み:60
おすすめ:70
収録範囲:Queen-The Worksが中心

概要

名前の通り同名映画のサントラ。筆者があまりライブ音源に興味ないのですが、何曲か初公式音源化orCD化のものもあるようです。Live Aidの楽曲もそうらしい。

このアルバムで最終曲に興味を示した結果、Innuendoからスタジオアルバムを聞き始めた特殊な経路をたどった方はわたくし以外にいないでしょうか…



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