わたしのお茶の時間よ

お茶の時間が好きなのはいつからだろうか。
お茶の時間を持つようになったのはいつからだろうか。

この時間は私のものという約束がされていて、いつもは目に見えない時間というものが、カップ一杯のコーヒーとして目の前に置かれているような、そんな気分になる。

1日を振り返れば仕事という社会活動か、家事という自分と家族の生活を営むための時間か、目的があるものが大半を占めている。


目の前に置かれた”時間”は、目的のなさも取り留めのない考えも、私の中身をそのまま許してくれる。だから心も身体もふと緩んで、せすじを伸ばす余力をくれるものだと思う。

身体は緩まないと、良い力は入らない。

そういう意味で、お茶の時間は過去に対するご褒美というより、これからの自分に対するものなんだなと思う。

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