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もっと柔軟な働き方ができないものか

教育関連の記事を読んで考えたことを書いていきます。
今回取り上げるのはこの記事。

このタイトルだけ読むと、2分早退した方が悪いと思われるだろう。
しかし、記事をよく読むとそうとも言えないと感じる。

女性職員たちは、午後5時17分に出るバスに乗って帰るために、定時の5時15分よりも2分早く退勤していた。
本来の終業時刻の2分前に職場をあとにしていたという、4人。
そのわけは、バスの時刻にあった。
船橋市教育委員会教育総務課・齋藤課長「バスが退勤の2分後に、近くのバス停から出ることになる。そのバス停に行くまでに2分では間に合いませんので、2分早めに帰っていた」
目当ての午後5時17分のバスを逃すと、次がおよそ30分後になってしまうため、文字通り、ひと足早く退勤していたという。
船橋市教育委員会によると、女性職員たちは、午後5時13分に職場を出る際に、職員証を残っている同僚に預けていたという。

もちろんこれは良くないことという前提で、問題点を挙げてみます。

勤務時間の調整を管理職はするべきであった

もし2分早く退勤したかったのならば、勤務時間の調整をしてあげればよかったのです。10分前にずらす処置をすれば問題なかったはずです。制度的にはできるはずだと思います。
おそらくこの手続が煩雑で2分のためにそこまでやる必要がないと判断してしまったのでしょう。実は学校でも時差勤務の制度があります。しかし、制度してあってもそれを実際に使える環境にないという現実があります。

これは推測ですが、この処分された方が「女性職員」ということなので保育園に子供を迎えに行くためにどうしてもこのバスに乗りたかったのかもしれません。
子供をいる方ならよく分かるのではないのでしょうか。勤務地から保育園まで約1時間として18時までに保育園に着きたいという気持ちが痛いほどよく分かります。

女性、男性に限らず公務員ももっと柔軟な働き方が誰でもできるような環境が必要です。しかし、担任をしている教員が時差勤務や時短勤務をすることはなかなか難しい現状があります。担任一人で学級の仕事を背負うのではなく、ある程度学校全体で分業できる仕組みづくりがこれから必要です。

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