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新年度の事務作業の多さ

新年度が始まって1週間が過ぎました。
今年度、担任から外れ専科になったので新年度の仕事の仕方が変わりました。
客観的に担任の仕事を見ているとはっきり言って

多すぎ

です。
春休み先生たちは何をしているのと思われるかもしれません。
年度末は、その年度に使っていた教室の片付けに追われます。
教室の清掃、ワックスがけ(これも教師の仕事です)、新年度使う教室への移動準備でほとんど終了です。
4月1日を過ぎると新しいクラスの準備ができます。
荷物の移動、子供たちを迎える準備、教室環境整備、名簿などの作成、書類の振り分け、新年度にともなう各種会議、入学式始業式の準備。
会議や事務作業でほぼ終わってしまいます。

授業の準備に避ける時間は、正直ほとんどありません。
これが現場の現実です。

経験年数が増えて、学校経営上重要な分掌(教務主任、研究主任、生活指導主任など)になるとさらに仕事が増えます。

始業式まであと1週間伸ばせばかなりゆとりを持って子供たちを迎える準備ができるのにと強く思います。
初任者の先生、経験年数が少ない先生は残業、土日の出勤をしている人も多いのではないでしょうか。

これが当たり前と思ってはいけません。
私も数年前まで当たり前と思っていました。怖いですね慣れって。

やはり勤務時間内に完結できないような仕事量は何かがおかしいのです。
大卒でいきなり経験者と一緒に担任の業務をするのはものすごい負担なのです。
教員になって1年目で辞めてしまう先生が増えていると聞きます。
このような状況ではその気持ちも分かります。

新卒1年目は担任を持たず、専科で授業に専念する。
同時に副担任として学級担任から学級経営や仕事の仕方を教わる。
このような制度を行政が作るべきです。

そのためには教員を増やすなどの予算措置が必要でしょう。
そのくらいのお金、未来の日本を担う子供たちの教育に使ってほしい。
このままでは、本当に教師のなり手がいなくなります。

この状況が続くのであれば、私は自分の子供が学校の先生になりたいと言ったときに「是非なりなさい」ということに躊躇します。


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