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ごく普通のOLからフリーランス漫画家に!売れっ子漫画家のヤドカリコ先生にインタビュー!

インタビュー企画第10弾!
記念すべき10人目は、売れっ子漫画家のヤドカリコ先生にインタビュー!😊

人気急上昇中のヤドカリコ先生に、「ヤドカリコというペンネームの由来は?」「これまでどんな人生を歩んできたの?」という気になる質問をぶつけてみました☺️


(過去のインタビュー記事はこちら

【ヤドカリコ先生のプロフィール】
・札幌出身
・会社員4年(2社)を経て独立
・現在はフリーの漫画家として活動中
・イベント企画、講師業、ブログ、デザインもやっています
・アクティブな引きこもり
・「無理をしない、健康的な生活」がモットー

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(↑ヤドカリコ先生と相棒のヤドカリ君。)


ーフリーランスになろうと思ったきっかけを教えてください。


会社員時代にフリーランスの英語の先生に出会ったことです。先生が「個人で英会話教室をやっています。会社員じゃないので、自分でスケジュールを組んで仕事しているんです。」と話すのを聞いて、そういう仕事の仕方があるのかと衝撃を受けました。

当時の私はフリーランスという言葉すら知らないし、会社員か公務員の選択肢しかないと思い込んでいたので、「フリーランスという選択肢があるなら、私もなりたい」と思いました。

ーフリーランスになろうと思ってから独立するまで、どれくらいの期間かかりましたか?

2年くらいかかりましたね。「自分の力で独立するんだ」と思って貯金も始めて、2年くらいかけて退職の準備をしました。

まずはフリーランスになるために勉強を始めました。
会社のお昼休みに、外のベンチで意識高い系の本を読んでいました。職場の人たちは休憩室でお昼休憩をとっているけど、私は「そんな時間もったいない!」と思って、ひたすら外で本を読んでいましたね。

例えばNewsPicksが出版しているホリエモンの本。あとはホリエモンのTwitterを見たり、イケハヤさんのブログを読んだりしていました。今思えば、なかなか変なOLですね(笑)

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(↑出典:ヤドカリコ先生のブログより)

会社員時代に「マニュアルの範囲内で動いてください」って実際に言われたことがあって、自分のやりたいことが先でなく会社にとっての適材適所に組み込まれることに疑問を感じていました。

自分の時間を切り売りして、与えられた仕事を言われた通りにこなす。
「こんな働き方、私が本当にやりたいことなんだろうか?」
と思い始めて、会社に雇われなくても生活している人たちのことをたくさん調べて勉強しました。

独立しようとは考えていたものの、「会社を辞める」と言えるタイミングがなくて、ズルズルと会社員をやっていたんです。「辞めるって今言わなきゃ!」と感じたタイミングがあったので、そのタイミングで退職しました。

ー現在はフリーランスの漫画家として活躍中ですが、漫画や絵は昔から描いていたんですか?

漫画は描いていなかったですね。絵は高校卒業後に始めて、大学時代も趣味でずっと描いていました。小さい頃から絵を描くのは比較的得意だったと思います。幼稚園や小学校のときには遠近法を意識して絵を描くことができていたし、視覚から入ってきた情報を拾って描くのが得意なのかもしれません。

大学時代はデザイン学部に所属して、アクリル絵の具で絵を描いたりとか写真と絵を組み合わせたり、あとは学部の課題で作品を作ったりしましたね。

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(↑ヤドカリコ先生の大学時代の作品を見せていただきました。今の作風とは少し違うように感じます🤔)

ーちなみに、「ヤドカリコ」というペンネームはいつ生まれたんですか?

会社を辞めてブログを始めたときです。本名を出したくなかったので、ペンネームを使うことにしました。当時は動物の名前を使ったペンネームが流行っていたので、私も動物の名前にしようかなって。

ヤドカリコという名前になったきっかけは、友人に「私を動物に例えると何だと思う?」って聞いたら、「その場に留まらないし、殻に閉じこもっている感じがヤドカリに似ているんじゃない?」と言われたからです(笑)
ブログを立ち上げた当初からヤドカリコという名前を使っています。

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ー独立するにあたって、いなフリ(田舎フリーランス養成講座)を受講しようと思ったきっかけを教えてください。

会社を辞める前の2017年11月に、高知県にあるNPO法人(現:NPO法人ひとまき)に遊びに行ったのがきっかけです。

高知に移住したイケハヤさんのブログを読んで、何か人生を変えるきっかけになればと思って、1泊2日の弾丸で行ってきました。高知の嶺北地区には自分の人生を考えたい若者が集まるシェアハウスがあって、そこでNPO法人の代表をしている矢野大地さんとお話をしました。

(↓詳細はこちらの記事からご覧ください☺︎)

矢野大地さんに「Illustratorを使える」という話をしたら、「そっちの仕事の方が絶対にいいじゃん。いなフリっていう講座があるから、受けてみるといいよ。」とアドバイスをいただいたんです。「いなフリに参加するんだったら、何をやるか決めてから行ったほうがいいよ」とのことだったので、ブログとイラストを頑張ろうと決めて、いなフリを受講しました。

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ーいなフリを受講してみてどうでしたか?

2018年6月に都留(山梨県)でいなフリを受講しました。3月に会社を退職して、4月は海外旅行に行って、残りの1ヵ月は実家でニートのような生活をしていましたね。ちょうどそのときにブログを始めて、30記事くらい書いてから受講しました。

いなフリ受講中の1ヶ月は、ブログとイラストとSNSに取り組んで、SNS経由で漫画のお仕事を取り始めました。1ヶ月で210,000円分のお仕事を受注することができましたよ。

(↓当時書いたブログ記事がこちらです。)

ブログを書いて収益化していたんですけど、ピーク時は月170,000円くらい収益が出ましたね。アフィリエイトと広告収入がメインです。

ーいなフリがおわってからはどのような生活をしていましたか?

いなフリがおわってからはほぼ金谷(千葉県)や都留(山梨県)に住んでいました。当時付き合っていた恋人と東京で2人で暮らすはずだったんですが、喧嘩して家を出て行くことになって、8月は東京の街を放浪しましたね。

いなフリ直後は仕事が全然なくてバイトをしていたんですけど、その期間はバイトで疲れて絵が描けないという悪循環に陥っていました。

「自分を立て直さなきゃいけないな」って思っていたときに、池ちゃんから「金谷に短期滞在してみない?」とお誘いいただいて、しばらく住んでみることに。金谷に滞在したあとは一旦札幌に戻って、2018年9月から都留に1年2ヶ月いました。

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ー都留(山梨県)に1年以上住んでいたんですね。どんな生活をしていたんですか?

2018年の11月からヤドカリハウスというシェアハウスを作って、管理人をしていました。建物のオーナーはならみおさんで、私はあくまで管理人です。最初は住人が私しかいなくて、「シェアしないシェアハウス」として有名でした(笑)シェアハウスもコミュニティの1つだと思っていて、似た価値観の人がすごく集まってくれている印象でしたね。

シェアハウスの管理人は家賃が0円になるわけではなかったんですが、「シェアハウスをやっている人」というブランディングができたし、すごくいい経験になったと感じています。

都留ではイベントの企画もやっていました。例えば「週フリ」という週末フリーランス養成講座をみんなで企画しました。いなフリは通常1ヶ月の合宿形式ですが、土日の2日間でショートバージョンのいなフリを開催したら、平日は仕事をしている会社員の方も参加できるんじゃないかなって。実際に会社員の方にも参加いただいて、すごくいい企画になったと思います。

2019年は年間を通してPeatixやTwitterを活用したイベントを企画していましたね。

ー都留から金谷に移ったきっかけは何ですか?

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2020年2月に金谷でいなフリの講師のお仕事があったことがきっかけです。いなフリがおわったら札幌に戻ろうとも思ったんですけど、実家だと仕事のやる気が出ないだろうし、感染症が流行してきた時期だったので、そのまま金谷に滞在しました。

いなフリの料理人として金谷にしばらく住んで、そこからは佐賀県にある企業で社員向け研修の講師をすることになっています。その先は未定です(笑)

ー将来やりたいことや実現したいことはありますか?

将来はアトリエヤドカリを作りたいです。作品を作ったり勉強ができる、自分専用の空間がほしいなって。今すぐではなくて、30代のうちにできたらいいかなと考えています。できれば私のテンションが上がるような小屋とかログハウス的なものがいいですね。庭もあったら面白そうです。

あとは漫画事業をもっと大きくしたいです。ヤドカリ制作事務所というチームを立ち上げて、今は5人チームでやっています。チームのみんなに仕事をふれるくらいの仕事を受注できるようになりたいし、もっと言えば、チームの1人1人が稼げるようにチームでパワーアップできたらいいなって思います。人と人なのでいろんなことが起こると思うし、化学反応も起こるんじゃないかと思いますね。

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将来のことは生活しながら考えていきたいと思います。1年前の私は、今の私がこうなっていることを予想できなかったし、未来のことは正直わからないです(笑)

将来のことはわからないけど、楽しいことをやっていたら何か面白いことが起きるんじゃないかと思っています。

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インタビューを受けていただきありがとうございました!
ペンネームの由来を知ることができて、とても面白かったです☺️
ヤドカリ…たしかにぴったりな名前かもしれませんね(笑)

漫画だけでなく、講師業やイベント企画も行っているヤドカリコ先生。
これからのさらなる活躍がとても楽しみです😊

ヤドカリコ先生のTwitterはこちら
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これからもゆるっと文章を書いていきます🐢