見出し画像

歴史は「土地の記憶」。まちづくり、地域に関わる上で欠かせない情報


「土地の名前は変えちゃダメなんだよ。土地の記憶だから」

『ブラタモリ』というテレビ番組で、タモリさんが言っていて、激しく同意しました。

普段ほとんどテレビを観ていないのですが、たまーに観るとお告げのように、考えていたことの確信となる知識が入ってきます。

今回は「地域と歴史」について、思うことをツラツラと。

飛鳥時代に「国の礎」が生み出された


この日観た『ブラタモリ』は、飛鳥時代の話。

蘇我一族が滅びた後、斉明天皇による国づくりが始まった。1400年前のそれは、日本の国の礎となって、現代の私たちが疑うこともなく使っている。

さて、何でしょう??(突然クイズ。笑)

文化って、文明って、本当に奥深い。

画像1


答えは「時間」

水時計で一定の時間を民に知らせるようになり、支配がはじまったと言われている。水時計のあった建物の後は、とても頑丈な造りになっている。「大切なもの」を保管していたということを物語っていた。


まちの歴史、知っていますか?


私の住む泉北(大阪府堺市南区にあるニュータウン)というまちには、たくさんの歴史がある。

泉北ニュータウンがまちびらきしたのは、1967年(昭和42年)12月。2017年(平成29年)で50年を迎え、まだまだ浅いといえど「故郷」と呼ぶ人もいるまちへと歴史を重ねてきている。


そして、ニュータウンの造成前から歴史を辿ると、もっと多くの歴史がある。


例えば…


今でも残されている窯跡もある「須恵器」の歴史を辿ると、器の発祥地として古墳時代に渡来人からの技術を取り入れ、全国に器という文化を広めたということが分かる。

画像2


今は地名としては残っていないが「上神谷(にわだに)」と呼ばれている土地があり、そこは紀元前22年に天照大神が鳳凰(おおとり)に姿を変えて降り立ったという謂れがある。その周辺で収穫される"上神谷米"は、まちの自慢のひとつだと思っている。

画像4


全国のニュータウンの歴史も一緒に知ると、このまちがどんな想いで都市計画がされたのか、読みとくこともできる。

画像3


まちづくり、地域に関わる上で知っておきたい歴史


歴史を知ると、そこには必ず誰かの想いがある。

今私たちが住んでいるまちが存在しているのは、紛れもなくまちを支えてくれていた人たちがいるからで、一夜でまちが造られることはない。

まちを創っているのは人であり、歴史は人々の想いの積み重なり


そんな誰かの大切な想いを無下にはできないーーー


「想いをどう引き継いで形にし、途絶えさせないために何が必要で、どういう未来に繋げていけば良いのか」を考える毎日です。

歴史もまだまだ勉強中!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?