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デッド・ドント・ダイ/ゆるゆるゾンビ映画

いわゆるコロナ明けの1発目、久々に劇場で観た作品

この時期はまだ席がかなり空けて配置されており、
いつもの劇場だけど様子が違うさまは少し恐ろしいような、新鮮なような不思議な心持ちでした

マガジンでも言及しておりましたが、ジャンルとしてのゾンビ映画にとても関心があるのに加え、

推し俳優のティルダ・スウィントンと、

SWシリーズや『マリッジ・ストーリー』で見事にはまってしまったアダム・ドライバーの出演とあり、
公開前から鑑賞を楽しみにしていました

これは褒めているのですが、
史上稀に観るローテンションのゆるゆるゾンビコメディでした

同ジャンルの金字塔といえば『ショーン・オブ・ザ・デッド』ですが、
それでももうちょっと絶叫シーンとかあった気がします

しかもエンドロールを迎える頃には、
『しょーもなーーーーい!!!!!』
と内心で爆笑してしまうような、素敵な要素のオンパレード

やたら登場人物が名前を口にしたり、
シーンで流れるので気になって仕方がないタイトル通りの劇中歌"デッド・ドント・ダイ"から、
いきなりメタ発言、クライマックスでは突然のタイミングで謎すぎるSF展開、

謎のエモーショナルさを醸し出すエンディング
(『マーダー・ライド・ショー2』のラストを思い出しました、あれもいいんですよね意味のわからないエモさと爽やかさで)

一番のお気に入りは、
日本刀を謎の型で華麗に振り回した挙句UFOに連れ去られる、金糸の髪が麗しいティルダ・スウィントン

意味わからなすぎて大好きでした

キャストにビル・マーレイがいる時点でお察しというところでしたが、
そこにスウィントンとドライバー、やる時は全力で悪ノリする素晴らしい俳優が揃って

呆気にとられるほどしょうもないのに、
何故か面白さを感じてしまう不思議な魅力の作品に仕上がっていました

力の抜け方では、コロナ明け1発目にいちばん相応しい作品だったと思いました

自分のチョイスですが拍手

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