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30歳になって失敗してみた話


#あの失敗があったから

「失敗は成功のもと」なんて言葉がある。
トライアンドエラーを繰り返し、成長して、成功しましょう。的な意味合いだと理解している。
とても大切な事だ。失敗してもまた立ち上がり、挑んでいく姿はとても美しいと思う。それに努力が実のは見ている方も嬉しい。

僕も少し前に失敗して、今は立ち上がり方が分からない様な状態だ(なんせ今まで経験したタイプの「失敗」とか、「挫折」とは様子が違う、初めてのタイプのヤツなのだ)。
この失敗は今まで積み上げて来たものを、一瞬で吹き飛ばしてしまう位の威力がある「失敗」や「挫折」だった(この状態から立ち直って元気に暮らしている姿を想像するのは今はちょっと難しい)。

とはいえ僕も30年間生きて来た訳だから。それなりに「失敗」や「挫折」を味わって来た。恥ずかしい思いもしたし、自分のことを「情け無い」と思ったりもした(「30になってまで‥」と言う新しいタイプの「情け無い」も最近現れた)。
特に中学生の時、三年間不登校やってた時期なんかは、今みたいに働いてる姿なんて僕も、家族も、学校の先生も誰も想像出来なかっただろう。
あの時想像してた僕の将来なんて「引きこもりか」、「死んでるか」のどっちかだったろうなと思う(当時は怖すぎて将来のことなんて想像出来なかったのが本当の所だ)。

「そう考えたら今回の失敗も乗り越えられる気がするか?」と聞かれたら、僕は「分からないですね。」と答えると思う。だって将来のことなんて誰にも分からないからだ。
成功者が言う「あの時の失敗があったから」の影には、同じ位、嫌、おそらくもっと大勢の「あの時の失敗に負けた人たち」が居るはずだ。その人たちの声がまだ僕の所に届いてないだけなのだろう。

少し話が脱線してしまったが、失敗によって成功する人も居れば、失敗に負けてしまう人も居る。
じゃあ僕はどうだ、自分ならどうする?
僕なら、「失敗したままでいい事ならそのままにしておく。ただ失敗のままじゃダメなら、出来るまでやる」だ。自分にとってどれ位大切かで決めると思う。

ちなみに今回の僕の失敗は「出来るまでやる」方の失敗なので、上手く行くまで頑張ると思う。これは数年後に「あの時の失敗があったから‥」なんて酒飲みながら話しちゃうヤツだ、そんな気がする。根拠は今までの自分だ、他人は裏切るかも知れないけど、自分で自分を不幸にするヤツは少ないし、僕は自分の事をそんなヤツだとは思ってないから大丈夫だ。
確かに根拠の無い自信かもしれない。でも誰かに迷惑かけるつもりもないし、さっきも書いたが僕は僕を不幸にするつもりもない。
こんな感じで生きてちゃダメなのだろうか‥。

何か美味しいものでも食べます。