人の成長 3E model
人はどのように成長していくのであろうか?
勉強だけしておけば良いのか?、そうではないだろう。
本noteでは、個人の成長についての考察を展開します。特に「3E model」(経験、人との関わり、教育)を用いて、どのようにこれらが私たちの成長に影響を及ぼすかを探ります。経験が70%、人との関わりが20%、教育が10%という比率で成長に寄与していることを具体的な事例をもとに紹介します。
どのように成長していくかを考えるに際して、私が3社目の外資系企業で学んだモデルが私の中でしっくりくる。
それは3E modelだ。人は経験と人の関わり、教育で成長するというもの。そして、その比率は70:20:10。すなわち人は経験が成長に大きなインパクトを与える。ただ、経験だけでもダメで、人とのかかわりや教育もバランス良く意識することが必要だ。
私自身、この3E modelを意識して、自分自身の成長を促してきた。また、振り返ってもこの3つのお陰で成長できたと感じている。
意識してきたのはこんな感じ。たとえば、年初に3つに分けて、目標を設定する。今年はどんな経験を積むか?、どんなプロジェクトで、どんな役割を担うか。誰からどんなフィードバックをいただくか。私に対してポジティブなフィードバックをいただける人からは勇気をいただき、少し耳の痛いネガティブなフィードバックをいただける人を敢えて設定し、その人からフィードバックをいただくようにしていた。そして、教育においては、ヒトモノカネ情報のどこの知識を入れるか、どのスキルをアップさせるか設定していた。
これは今のスタートアップ企業のメンバーの新入社員しも3Eで設定してもらい、毎月、その進捗を一緒に確認している。2023年4月入社の彼は1年間で非常に成長した。
以下は、ChatGPT4君に聞いた3Eの定義と私自身の事例と、私が代表理事を務める一般社団法人ヘルスケアイノベーション協会で行った活動の事例である。
さすが、ChatGPT4君、的確に表現してくれていると思う。
私の事例としては、
#経験
・小学時代の誕生日会
一人っ子だった私は、複数の人たちと講習をすることが少なかった。かつ、母が一人っ子の私に経験を積ませるため、また、料理好きであり、おもてなしが好きだったので、小学時代は毎年、私の誕生日を私の家で開催していた。毎回10名以上が参加してくれた。私の友人の中では恒例行事になった。そんな経験から、人を集め、イベントをする楽しさを知った。
・5社での経験
大学卒業後から4回の転職、5社の経験がある。業種も自動車、建築、ヘルスケアプロバイダー、人工知能、医療データと様々で、かつ、営業、管理職、マーケティング、コンサルティング、採用、研修、新規事業など様々な部署やポジションを経験した。その様々な経験のおかげで、だいたいのご相談事にはこたえられるようになった。
・メンバーが表彰式で登壇
営業でキャリアをスタートし、20代は個人の成功を突き詰めてきた。トヨタの営業時代は3年連続海外コンテストに入賞。3社目の外資系企業では2,000人が入るパシフィコ横浜の会場で1回目MRとして、2回目マネージャーとして表彰されたこともあった。その時はその時で嬉しかったが、それよりも嬉しかったのは、自分のメンバーが表彰されている姿を観覧席から見たときだ。自分の時よりも嬉しかった。その時の経験から、人を成長させ、成功させる醍醐味を味わっている。
#人との関わり
・県住でサッカーに混ぜてくれたお兄さん
私は、今でもサッカーを続けている40年来のサッカー小僧だ。サッカーを始めるきっかけになったのは、5歳の時、近くの県住の公園でポツンと座って小学生のお兄さんたちがサッカーをしているのを見ていたら、少し怖そうな小学6年生くらいのお兄さんが一緒にサッカーしようと誘ってくれて、サッカーして、うまいやん!と褒められたこと。初めてサッカーで褒められて、仲間に入れてくれて嬉しかった。そこからサッカーって面白いと思って今も続いている。自分が小学高学年になったとき、近所の小さい子たちと野球やサッカーを毎日したのも、そのときの人との関わりがあったから。
・今日、参加していただいている皆さんとの繋がり
下記のイベントでは、私がお世話になっている方々が多く参加されていた。元上司や副業、大学生との取り組みなどでご一緒している方々などなど。その方々からのアドバイスやご支援、フィードバックのお陰で成長や自己認識を高めさせていただいている。
下記の強みのヒアリングもさせていただき、自分自身を知ることができた。
#教育
・早稲田大学ビジネススクール
2018年~2020年、ビジネススクールで学んだ知識も成長に繋がっている。まんべんなくビジネスについて学び、そして、様々なケースでビジネスの世界を数多く疑似体験できた。このときの思考や学んだ内容が成長に繋がっている。
・書籍:ドラッカー、アドラー、スティーブン・R・コヴィー
大学生時代は、居酒屋のバイトとサッカー、スノーボードに明け暮れていて、ほとんど勉強しなかった。小説以外で読んだのはスティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」くらい。しかも、読んだ理由は、とある大学の授業で書籍を買えば単位をくれるというものがあったためだ。単位欲しさに買った本ではあったが、大学生時代に何度も読んだ。社会人になってからも読んだ。インサイド・アウト、「自分の外部に原因や責任を求めるのではなく、自分の内面にあるものを変えることで、外にあるものを良くしていくこと」という考え方を学び他責をやめた。「終わりを思い描くことから始める」も意識し、自分のお葬式で参列者にどう思われたいかを20代前半で考えることができた。そして、Win-Winという考え方を知り、実践するようにした。
ほかにもキャリアで悩んでいるときはドラッカーの言葉に救われた。「プロフェッショナルの条件」を読んで1回目の転職を決意した。管理職で色々と悩んでいた時は、アドラー心理学に助けられた。
以上のように自分自身で3Eで成長できてきたと思う。そのことを活かして、一般社団法人ヘルスケアイノベーション協会でも活動をしたいと思い、活動してきた。
#経験
・経験を積む場の提供
日本の若い人たちは年上の人たちから挑戦する機会、経験する機会が減っていると感じてる。日本人の年齢中央値は2020年時点で48.4歳。。。半分以上が50代以上という恐ろしい社会。今回のイベントでも、大学生にファシリテーター、プレゼンター、動画作成などの経験を積める場をご提供した。
#人との関わり
・交流会
・イノベーション集会
・会員限定の会
上記のようなイベントを通じて、人との関わり=繋がりの場を創造していきたい。リアルなイベントでも毎回60名以上が有料で集まっていただいている。そして、そこから様々なイノベーションが起きている。
#教育
・製薬企業や自治体での講演
ご依頼をいただき、企業や自治体の皆様から講演依頼などをいただいている。これまでの講演実績などはこちらにまとまっている。
・セミナーでの登壇
インフォーマ社開催の国内最大級のイベントでの登壇や企業出展のサポートも行い、教育などの領域でも活動している。
私たちの成長は単なる知識の蓄積以上のものです。このnoteを通じて、3Eモデルがどのようにして私や他の多くの人々の成長に貢献しているかを共有しました。皆さんも自己成長のために経験、人との関わり、そして教育のバランスを意識し、積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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