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【マインドセット編①】現状維持=劣化 常に進化が求められる時代に


全体図

学生を卒業したら勉強しなくなる日本人

「受験勉強終わったのに社会人になってまで勉強したくないよ・・・」
わからなくはないが、勉強の目的が日本人はズレていると思ってしまう。勉強とは本来、下記のように楽しいもののはずだ。

  • 自分を成長させて充実感を味わう

  • 知らなかった知識を得て新たな世界が広がる etc…

 受験を勝ち抜くための詰め込み型の学習スタイルが主流のため、このようになってしまったのではないかと推察する。下記のリンクにあるように現代の日本人は52.6%が読書すらしていない状態だそうだ。海外のビジネスパーソンはしっかりと学んでおり、差がつくばかりだ。
 皆さんは社会人になってからどれくらい自己研鑽の時間を確保しているだろうか?


変化の速い時代 現状維持では劣化に等しい

 テクノロジーの発展もあって世の中の変化は加速している。新たなプロダクトやサービスが世の中には次々に生まれて、大企業でなくともSNSなどで瞬時に世界に発信できるようになった。それにより社内で求められるパフォーマンスも変化しているのではないだろうか。

 特に国内市場をメインにしている企業であれば今後は市場が縮小するため、海外に打って出るか新たなプロダクトを生み出しさなければならない。そこで働く社員は、これまで求められてきたスキルとは異なるものが必要になるだろう。

 求められるものが変わった時にすぐに対応できるかは、それまでに勉強していた人とそうでない人の差は歴然だろう。日頃から情報収集して世の中の流れを読んで勉強を続けてきた人に読書すらしていない人が勝つのは難しいだろう。

 これまで勉強しなくても食ってこれたから、これからも大丈夫だろうと思うのは平和ボケの状態ではなかろうか。変化が速い時代の現状維持は劣化していることと同じだというマインドセットで行動する必要がある。

目標を立てよう 目指すものなく勉強を続けるのは難しい

 高校生や大学生時代になぜ勉強を頑張れたかを振り返ると下記のような要因がある考えた。

  • 目標が明確である(志望校や企業への合格や内定を勝ち取る)

  • 期間が明確である(受験の日、内定を取るまで等)

  • 仲間がいる(同級生など)

  • 監督者がいる(保護者や先生)

 この中で最も大事になるのは目標の設定だと感じる。仲間や監督者の存在はどちらかと言うと「外発的動機づけ」になり、環境が変わればなくなってしまう。目標をもってそれに向かって進む「内発的動機づけ」は努力を続ける源泉になるため最も重要になる。その上で似たような目標を持つ仲間を作ることができれば学びが加速するだろう。

 私自身、MBA取得は社内で目指すポジションに出世するというスケベ根性でスタートした。目標が高い、低い、社会的に意義がある、なし関係なく自分自身が努力する源泉になるかが重要になると感じた。実際に働きながらのMBA取得はかなりハードであったがやり抜くことができた。

 私の目標は在学中に変化した。結果的に卒業時には当初の目標とは異なるものになり、転職することとなった。勉強することでこれまで知らなかったことが見えてきて、新たな目標ができた。社会人になって学びがこんなにも人生を変えるとは思ってもみなかった。

 現時点で目標がなくどうしようと悩んでいる人は緻密に目標を決めるのではなく、まずはこのためなら頑張れる!といった身近なことからスタートしてはどうだろうか。それに向かう過程できっと新たな発見があるだろう。

答えのない営業職の難しさ だからこそ勉強で差がつく

 学生時代は答えのあるものに取り組み正解を得て加算されるシステムであった。営業職においてはこうすれば絶対に受注できるという鉄板は少ない。外部環境の変化や顧客のタイプ・状況で対応が異なるからだ。窓口の担当者レベルでも〇〇会社のAさんとは打ち解けたのに、同じ方法では△△会社のBさんとは合わなかったということが通常である。

 各社ある程度の勝ちパターンはあってもそこに乗せるためにスキルが必要になる。会社単位で同一の研修を受けるだけでなく、自分が担当している製品や顧客を知り、どのような営業スキルを使うことで商談が前進するかを考えなければならない。

 答えがないからこそ自分で勉強したことがダイレクトに関わってくる。日々、スキルアップすることできっと商談の確度は上がってくるだろう。

 今後、営業のテクニックなども記事にしていきます。お楽しみに!

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