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#188 【映画】2/2 金曜ロードショー『ファンタスティック・ビースト ダンブルドアの秘密』~あらすじ/キャスト~ハリポタ好きによる感想・レビュー(ネタバレあり)

金曜日ロードショーで地上波初放送

本日2/2、金曜ロードショーで地上波初放送される『ファンタスティック・ビースト ダンブルドアの秘密』についてご紹介します。

ファンタスティック・ビースト(以下、ファンタビ)シリーズの舞台は、ハリポタシリーズの約70年前の1920年代。
魔法生物学者のニュート・スキャマンダーが本作の主人公です。

ニュートは学生時代に友人の罪を被って学校を退学処分を受けていましたが、魔法動物や親しい魔法使いから信頼されていました。
そんなニュートと世界を支配しようとする勢力との戦いを描いたシリーズ。

ファンタビには原作小説がないので、ハリポタシリーズを観ていたほうが細かい設定や背景、人間関係、魔法の効果を楽しむことができます。
しかし、まったく観たことがない人でも楽しむことができます。夢と幻想が溢れる魔法界と魔法生物が繰り広げるファンタジーが満載なのも『ファンタスティック・ビースト』シリーズの魅力です。

後々、ハリーがホグワーツ魔法魔術学校で魔法生物飼育学の授業を受けるときの指定教科書として『幻の動物とその生息地』が登場するのですが、その著者ニュート・スキャマンダーがファンタビの主人公です。

2016年に『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、
2018年に『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』、
2022年に『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開されています。

全5作まで製作予定だと言われているので、残りの2作品でのニュートや魔法生物の活躍が楽しみです。


『ファンタスティック・ビースト ダンブルドアの秘密』~あらすじ~

ハリポタシリーズ屈指の「偉大な魔法使い」ダンブルドアの秘密が明かされます。

魔法動物を愛し、魔法動物からも愛されるニュート。
特別な能力を持った魔法動物や魔法使い、そしてノーマジ(魔法使いではない人間)と冒険する物語。

キャスト紹介

本作に起用された俳優さんを紹介します。

ニュート・スキャマンダー(※):エディ・レッドメイン
アルバス・ダンブルドア(※):ジュード・ロウ
ポーペンティナ・ゴールドスタイン:キャサリン・ウォーターストン
ジェイコブ・コワルスキー:ダン・フォグラー
クイニー・ゴールドスタイン:アリソン・スドル
パーシバル・グレイブス:コリン・ファレル
クリーデンス・ベアボーン:エズラ・ミラー
リタ・レストレンジ:ゾーイ・クラヴィッツ
テセウス・スキャマンダー:カラム・ターナー
ゲラート・グリンデルバルド(※):マッツ・ミケルセン
ナギニ:クローディア(※)・キム
ニコラス・フラメル(※):ブロンティス・ホドロフスキー

(※は原作『ハリー・ポッター』シリーズに名前が登場したキャラクターです)

監督:デヴィッド・イェーツ
脚本:J・K・ローリング

『ファンタスティック・ビースト ダンブルドアの秘密』の見どころ

◼️ファンタビシリーズの敵陣営

ハリポタシリーズよりも約70年前の物語。
ハリポタシリーズの宿敵は『名前を言ってはいけない例のあの人』こと、ヴォルデモート卿でした。
ファンタビシリーズでは、魔法界と人間界を支配しようと画策する闇の魔法使い、グリンデルバルトがラスボス的な存在です。

実は、1,2作品でもグリンデルバルトは登場していました。
そのときに演じていたのは、自身もハリポタシリーズ好きを公言していたジョニー・デップでした。
しかし、3作品目の『ダンブルドアの秘密』撮影中、大人の事情により降板することになり、後任に抜擢されたのが、マッツ・ミケルセンでした。
正直、映画館ではグリンデルバルトが別人になっていた意味が理解できませんでした。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『ジョーカー』役で記憶に残っていたジョニデのほうが知名度も高かったのではないでしょうか?

とはいえ、キャストが降板したことを知った後は、役柄的にマッツ・ミケルセンの雰囲気のほうがしっくりきました(笑)

◼️少数派の人物たちが活躍する物語

ハリポタシリーズでは11歳のハリー・ポッターが毎年成長していく物語でした。
ファンタビシリーズは29歳のニュートが仲間や魔法動物の力を借りながら、打開策を探していく物語だと思います。
退学処分を受けていたり、魔法動物を専門に研究しているニュートは魔法使いのなかでは、少数派の変わり者でした。
ノーマジ(非魔法使い)のジェイコブは魔法界では受け入れられることのない少数派でした。
史上で最も偉大な魔法使いとして、魔法界で称賛されていたアルバス・ダンブルドア。彼もまた誰にも打ち明けていない秘密と悲しい過去を持った少数派でした。
そんなマイノリティ側のキャラクターが集まっている主人公サイド。

しかし、そんなマイノリティに属している彼らだからこそ、魔法界と人間界の両方に理解を示し、多様性や可能性について大事にすることができたのではないでしょうか。

多数派意見だから正解というわけでも、少数派意見だから守られるのが当たり前ということでもありません。
大事なのは、他人が大事にしていることに対して理解に努めて、自分の意見や考えを柔軟に思考し続けることなのかもしれません。

今から金曜ロードショーが楽しみです。

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