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突然無くなった氷と謎の植物 シベリア引きこもり生活⑬

一昨日セレンガ川がようやくとけ出したのを見たが、今日もう一度行ってみたら氷は全てなくなっていた。一瞬で本当に大きく景色が変わっていく。数十度の気温の変化に自然も追いつこうと必死なように見える。

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シベリアの謎の植物

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ドイツとも日本ともこれだけ気候が違うのだから植物も違って当然だ。最近雑草が生えだしたことに感動したばかりだったが川沿いの道には見たことのない木が綿のようなものをつけていた。遠目に見ると新緑なのだが近くで見ると毛虫のような綿毛が生えている。中々に気味が悪い。

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そして冬には見ることのなかったきれいな鳥のつがいも見かけた。随分と巨大な巣を作っているようで仲が良さそうに飛んでいた。鳥の愛情表現は人間のように見えることもあってかわいらしい。実家で飼っているインコに会いたくなった。

鳥は冬の間はどこに行っていたのだろう。ここは4月になればとても温暖な気候になるから戻ってくるのもうなずける。

感受性

こうして短い散歩をしながら自然を眺めてその変化や営みに感動していると、自分も歳を取ってきたのかなと思う。少なくとも子どもの頃にはない感情であったことは確かだが、それが精神的な成長と言えるのかはよくわからない。

ただ様々な芸術に触れてきた中でそういった変化をよく観察し、些細なことにも反応できる感受性は持っていたいと思うようになってきたかもしれない。

余裕がなくなってくる程そうした感情はなくなっていくものだ。芸術をするにはこれが必要だと思う。何も感じなくなってしまったら自分から何かが出るわけはないしそれで人を喜ばせることはできない。

サングラスが必要なシベリア

ウランウデの今日の最高気温は19℃ととても暑かった。マンションは冬に暖かいように高気密になっているのと、二重窓的な目的でベランダのような空間がある。そこに直射日光がはいるとサウナのように暑くなってしまうのが辛い。その空間は30-35℃くらいになっている。

窓を開けるとそこから熱風が入り込んでしまうから大変だ。扇風機を買ってそこに熱い空気が溜まらないようにする必要があるかもしれない。しかし家電量販店があくのは4/30だ…。

午前中は涼しかったが日差しがとにかくすごい。眩しくて前を見られないほどになってしまうから今年初めてサングラスをつけて出かけた。

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