真冬のシベリアと葉山のショートムービー シベリアで引きこもり生活⑨
同じようにほとんど家に居続けるような生活が続いている人も少なくないだろうから、暇つぶしに自分が作ったシベリアと日本の動画でもご覧いただきたい。
ギターの演奏が入っているからぜひ音も一緒に。
この時の気温は-40℃。場所はダッツアンと呼ばれるチベット仏教の寺院でバスの終点、山の上にある。
山下光鶴 ギター
この動画は自分で撮った動画に、友人のギタリスト/作曲家の山下光鶴(てるかく)の曲を合わせたものだ。
彼とはベルリンに留学していた頃に知り合い、近所に住んでいたからよく会って話していた。ベルリン芸術大学の作曲科に19歳で学部から入っていた光鶴はその当時20歳だった自分の数少ない同年代の日本人だった。ヴュルツブルクに進学した後もベルリンに行った時にはいつも飲んでいた留学時代の貴重な友人。
ギターと作曲を勉強する人のオーケストラ楽器を勉強してどうにかオーケストラに入ろうとする人の音楽への考え方は大きく違うものがある。光鶴と話していて受けた影響は大きかったなと感じることは多い。
自分が風景の動画作りをするとなんとなく懐かしいような、寂しいような作品になる。光鶴の曲にはそのイメージと画にぴったりなものがあり、合わせると動画のために曲を書いてもらったかのように感じる。
光鶴のバッハの演奏↓
5年ぶりの年末の地元の動画
この動画も光鶴の"A Short Song"という曲と合わせている。材木座海岸と逗子マリーナと森戸海岸。2018年の12月の地元。
ドイツに留学してから年末に帰国したのは初めてだったから5年ぶりの日本の年末だった。ドイツの12月とはまるで違い、薄手のコートで良いほどに暖かくいつも天気が良い逗子。
ウィンドサーフィンができるほどの暖かさだ。せっかく逗子で育ったのだからウィンドサーフィンは習っておけばよかったと少し後悔した。
陽の光も包み込むように柔らかく感じ、ヨーロッパとはまるで違う様子に心が穏やかになる。故郷だから感じる安心感だったのかもしれない。夏や3月にはない独特の雰囲気だ。
留学生活も長くなり、日本との行き来を多く経験してくると徐々にその違いに驚かなくなっていく。しかし年末に帰ったことで久しぶりに新鮮で懐かしい気持ちを味わうことができた。
逗子鎌倉葉山はいいところだ。今年の夏に帰国したらまた地元の良さを伝えられるような動画が作れたらと思う。