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海外で迎えた8回目の誕生日

20歳になる直前にドイツに行ったから、今回で海外で誕生日を迎えたのは8回目だった。ドイツに行った頃はまさか自分が8年後にロシアに住んで結婚もしているとは全く想像していなかった。

みんなに振る舞うのがドイツの誕生日

ドイツでは誕生日の人が自ら自分の誕生日パーティーを開いてみんなに料理や酒を振る舞ったりする。
みんなで飲みに行ったりしたら全員の1杯目を奢ることになる。

「誕生日はみんなに祝ってもらう日」という日本人からすると誕生日の人が自分でパーティーを開いたり奢ったりするのは違和感があったが、それはそれで楽しかった。

「ホールインワンをとったらその人がみんなに振る舞う」というのも意味不明だったが、同じ価値観から来ている。

ドイツには日本のような学生間での上下関係はないから上級生が下級生におごるということはなかった。だが下級生が誕生日だと先輩におごったりもするわけだ。

ロシアの誕生日

ロシアでも誕生日は盛大に祝うようで、劇場に入ったところの廊下には「今月誕生日の人」というリストまで貼られている。
その日にリハーサルがあると、みんなでファンファーレみたいなものを演奏する。
バースデーソングではないのがおもしろい。調べても出てこないのだが

ドーーミソ ドッドドドドドドドド レッレレレレレレレレ ミーーレーードッソッド!
といった感じだ。絶妙にバカっぽいが楽しい。

そして誕生日の人がケーキやお菓子、酒を用意して楽屋で飲み食いする。本番の前や幕間に。
チューバの人が誕生日だった時はケーキを食べてウォッカを飲まされた。みんなそのまま吹いているから本当に狂っている。

しかし今は仕事がないからそんなイベントもなかった。来年は自分でSAKEを醸造してみんなに振る舞ってみよう。

身内での誕生日

昨日は奥さんと一緒に兄の家へ行きご馳走してもらった。奥さんが手作りで2層のチーズケーキも作ってくれた。それから肌触りの良い部屋着の短パンも。

誕生日を兄と過ごしたのは10年ぶりくらいな気がするくらい珍しいことだった。兄は10代の頃から留学していたからあまり日本にいなかったのだった。

そして兄が1500₽(2300円くらい)もする高級日本酒を振る舞ってくれた。物価で言うと月の光熱費と通信費を合わせたぐらい高いものだ。

ブレブレになってしまった

ドイツでも大関は売っていたが6€くらいのものを買うと本当に不味かった。ウォッカなどでアルコールを足しているインチキ酒もあるらしい。
しかしこの大関は高級なだけあり、日本で飲む少し良い日本酒と変わらないくらいおいしかった。甘口。

ビールも2人で3缶飲んで日本酒も1瓶開けたから久しぶりにずいぶん飲みすぎてしまった。

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