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【書評】「自分だけの答え」を見つける考え方とは

 こんにちは!トモタメです。
今回は『「自分だけの答え」を見つける考え方とは』というテーマで本を紹介いたします。

今回は『13歳からのアート思考』です。
この本を読むことで自分の美術作品はもちろんのこと、モノの見方の幅が広がり、様々な方向から物事を見ること楽しさを学べました。

私は美術作品を見ることが好きで、定期的に美術館に行くことがあります。その際に時代背景や解説を最初に見てから、美術作品を見ておりました。その時代背景や解説を勝手に正解だと思い込んで、それ以上の自分なりの解釈をせずに作品を見ていたような気がします。もちろん時代背景や知識人の解説を見たり、聞いたりしながら作品を見るのも楽しみ方の1つだと思います。

ただ、この本で紹介しているアート思考によって、美術作品を2倍に楽しめるのではないかなと思いました。それは自分なりの作品の見方を加えることができるからです。例えば美術作品の中には、何が書いてあるか、何を表現しているか分からないようなものも沢山存在します。そんな中で敢えてものをイメージせず、鉛筆の線あるいは絵具そのものを観察してみるのも1つの楽しみ方です。ここは線が太くなっているから、もしかしたら筆2本を使って書いたのかもしれないなあ!というような発想をしながら見るのも楽しみ方の1つだと思います。

時代背景はわからなくても作品そのものを楽しむ方法。

私はこれこそが今後の時代に本当に重要な考え方だと思いますし、人間がAIに対抗できる方法だと思います。なぜなら人の様々な見方やアイデアを言う機会を作ることで、新しい発想が生まれる可能性が高くなるからです。AIはあくまでも過去のデータベースを元にアイデアを出すので、斬新なアイデアが生まれる可能性は低いです。人間がアイデア同士がつながることで、アイデア単体では無駄のような考え方であっても、革新的なアイデアが生まれる可能性は高くなります。

自分の常識や偏見・バイアスを1度取り外し、いろんなものを観て考えることがこれから重要になってくるんだろうなと思いました。

ぜひ、1度読んでみてください。
また読まれた方はコメント欄に感想を共有いただけると嬉しいです。


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