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書評『古事記転生』

 こんにちは!トモタメです。
今回紹介するのは『古事記転生』です。

この本は神話系Youtubeチャンネル「TOLAND VLOG」を運営しているサムさんの初めての著書になります。

▼こちらがYoutubeチャンネルです。


私がこの本を読もうと思った理由は、表紙の時点で面白そうと感じたからです。現代に生きる普通の人間が、昔の時代に戻って国づくりをするという設定だけで、購入しました(笑)

ちなみに全く古事記については知識は無かったです。純粋に古事記はどんなことが書いてあるのか?は興味がありましたので、それを知るきっかけになりそうだなと思いました。

しかし、読み終わっていい意味で裏切られました。

それはこの本を読んで得たことが古事記の内容よりも、今の自分の考えに足りてなかったことに気づかされたことでした。

・人と接するとき、自分の価値観やバイアスだけで縛られず、複数の目を持つことの大切さ
・人と自然が共存する大切さ
・自分の弱いところと向き合い、受け入れることの大切さ

など現代であっても古代であっても人の悩みは共通していることが多くて、
古典からいろんな人の考え方や行動を学ぶことの大切さも学びました。

自分だけで振り返る時間を取らないと、自分だけの枠組みだけでしか物事を考えることが出来なくなります。

ふと、こういうことに気づかされると、今の自分や周りにあるものに感謝でき、心に余裕を生まれます。

また、自分の弱さと向き合い、受け入れられるようになると自然と他人も受け入れることができるようになります。

自分と他人は全く違うし、苦手なところも違う。

このように考えることが出来れば、人とのコミュニケーション1つ1つとっても口調なども異なってくるのではないのかなと感じました。

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