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【書評】世界が明るくなる、人とAIの将来の関わり方を知りたい方へ
こんにちは!トモためです。
今回は「世界が明るくなる、人とAIの将来の関わり方を知りたい方へ」というテーマで『「むかしむかし・・・」ではないみらいみらいのはなし』を紹介します。
この本は2024年のビジネス書グランプリイノベーション部門賞を受賞した本で、GROOVE Xの創業者である林さんが人とAIの関わり方をテーマに解説されています。
私は仕事でLOVOTを導入したことがあり、LOVOTがAIテクノロジーの最先端のロボットであることを知っていました。だからこそ、LOVOTの生みの親がAIや人間についてどのようなことが書かれているのか?非常に興味を持ちました。
私が特に面白いなあと思ったのは、ドラえもんのようにAIが人間の「ライフ・コーチ」となるような関わり方をする世界をGROOVE Xが目指していると書かれていたところです。
人間の失敗をやさしく見守りながら、そばで挑戦を促してくれる存在。
これこそが、今後重要になってくるのではないかなと思いました。
日本は生産性至上主義で突き進んできた結果、大きなイノベーションは生みずらい組織になりました。何か新しいことに挑戦しようとしたら、リスクだとわめき、その挑戦を止められる。そして失敗したら、失敗を挑戦した人に責任をなすりつけられる。仕事でその人間関係に疲れ、休日は仕事での睡眠負債を返済すべく死ぬように寝る。
働き方改革をしても、結局このような生活を送っていたら、日本もそして個人も限界がくるでしょう。
昨今は「心理的安全性」が流行しつつありますが、まだまだ日本組織には浸透していません。理由はその人に関してのバイアスがかかったまま関わるからです。過去に悪くなった人間関係は、修復するのに時間がかかるため、生産性を追求すると、その人とコミュニケーションするのに心理的負担がかかるため、関わることをやめようと考えます。
このような日本の組織風土の問題、そしてコミュニケーションの問題を解決するような存在にAIがなれるのではないか?と思えました。
そして改めてドラえもんはテクノロジーだけでなく、人との関わり方という面でも最先端を行っている状態なんだなと感じました。ドラえもんはのび太君に道具をせがまれると、道具を出します。最初は私は甘やかしているのではないかと思いました。
人との関わり方で最先端だと思ったのが、道具に頼っても成長はできないとのび太君が気づくまでサポートし続ける姿勢です。
人にできないサポートをAIがやってくれる。
このような補完関係になれたら、明るい未来があるんあろうなと感じました。
私は今回の本を読んで、ますますGROOVE Xを応援したいなと思いました。
AIの関わり方、そしてこのようにAIが進歩してくる中で人はどのように成長していけばいいのか?
もし、皆さんの中でご意見がありましたら、コメント欄にメッセージを頂けますと嬉しいです。
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