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【書評】生きていくのに最も大切な力の1つになる

 こんにちは!トモタメです。
今回はテーマ「生きていくのに最も大切な力の1つになる」というテーマで『訂正する力』の書評です。

この本を手に取った理由は、「生きていくのに最も大切な力の1つになる」と思ったからです。VUCAで時代の変化が激しすぎる世の中で、さっき言っていたことや行っていたことを変えることが当たり前になってきています。ただ、現状日本では訂正するのが難しい社会です。自分が言ったことを訂正することは負けのような風潮があります。そのような中でどのようにして訂正する力を身に付けていくのか?そこに興味がありました。

この本で学んだことは、自分が訂正する力を発揮できると、今の社会も格段に生きやすくなり、そして楽しくなるということです。自分が言ったことややってきたことを訂正するのは勇気が要ります。ただ、その勇気を振り絞り、「ごめん、さっき言ったことを訂正させて」と言うことが出来る関係があることで、物事に柔軟に対応することができます。そして訂正する力が発揮できている人間関係は、間違いを受け止められる心理的安全性も担保している職場とも言うことができます。そのような人たちを周りに集めることができるか?というのが訂正する力を身に付けるのに凄く重要だと思いました。

「じつは・・・だった」と他人から自分の印象を訂正され、その訂正された印象を受け止めて人間関係を築くことが出来る人。このような人達がたくさんいると、生きやすくなるのだろうなと思います。そしてこのような人を自分の周りに集められるように、自分もメッセージを発信することが大切なのかもしれません。

この本を読んで、元ライフネット生命の出口さんが仰っていた「適応力」と今回の「訂正する力」が似ているなと感じました。あらゆる時代であっても自分が訂正しながら柔軟に適応していく。ダーウィンの進化論でもあったように、図太く社会を生き抜いていくために最も重要な力ではないのかなと思います。


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