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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その118 ~宮古島とスーツ~

宮古島に誘われていたが結局のところ行くことは断念した。

誘われたタイミングが急であったこととGoToトラベルの対象であるものの、値段の差分を読み切ることが出来なかったためである。これまで行った事の無い土地に行くにはそれなりに相場を調べても、このご時世故に相場がわからなくなりやすい。

さて、新型コロナウイルスによって値段の変化があったものは何だろうか。

普通に生活の範囲ではふと思い出すものは特には出てこない。地元の母の友人のビルでは、月の賃料の3割減で交渉されこの状況下で新しいテナントが入るとも思えたので合意したという話を3月頃に聞いていた。都内でも多くの空きテナントが出来ており、まだ新しく入る予定の無いところも多く見える。

渋谷の飲食店によっては、営業は続けているけれども売れれば居抜きなどで貸そうと考えているところもあるという。

緊急事態宣言が出た直後の渋谷は、これまでに見たことのないような人の少なさであった。緊急事態宣言が明けてから大分戻ってきているとは思われるが、それでも、企業が接待費に対してはお財布を緩めていないことからも個人の消費に頼っているところが多いと思われる。

もう11月、12月であり、忘年会のシーズンである。

通常であれば貸し切りなどで儲けが出ていた知人の店は今年の年末の展望はかなり暗いものであると言っていた。企業としては新型コロナウイルスから従業員を守りたいのだから当然のことではある。またそこに対しての支援をする余裕も無い企業が多いだろう。

話はアパレルの話になるが、新宿の伊勢丹でセールがあり、ふらり足を運んだ。まずは全体の状況を眺めていた時に、セール会場の多くの人に

「スーツいかがですか?」

「スーツどうですか?」

「スーツお安くなっています」

と、スーツをゴリ押しされた。

クールビズ的にスラックスだけであれば1日、8月に履いているが、上下とネクタイを締めたのは3月が最後である。在宅勤務によって全く着る機会が減ってしまった。

在宅勤務直後はYシャツを着ていたが、今は月曜日から金曜日まで着るTシャツを決めている。もう少し寒くなるとYシャツに戻すことになるだろう。

去年辺りから今年はオーダーメイドのYシャツを仕立てようか迷っていたが、新型コロナウイルスによって来年以降に持ち越しになっている。今年もあと2ヶ月ちょっとなのでどこまで目標がうまく出来ているか見つつ、出来ていないことは色々と補完していかないといけない。

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