見出し画像

ここが私のアナザースカイ、タイ・バンコクです🇹🇭🐘


序章


これまでにスペイン、アメリカ、韓国、台湾、ベトナム、タイという国々に旅行をした。

人生初の海外旅行は大学生の時に行ったスペイン・イビサ島。世界中のパリピが集まる情熱の島。

アメリカ・NYへは留学に行き、寮生活を1年した。
異なる文化や宗教、生活習慣を持つルームメイトとの共同生活。

台湾旅行では人生初の金縛りにあった。
霊感など全くない身に起きた不思議体験。

弾丸過ぎて記憶がほぼない韓国旅行。
夕暮れ時の公園でテントを張って談笑する韓国人の若者たち。

あまりにもゼロの数が多すぎるベトナムドン。
食べ物も人もよかったベトナム旅行。

なかなか濃い旅行経験だったが、それらを遥かに凌駕する国があった。

東南アジアのタイである。
圧倒的なネタの宝庫。

「タイを見ずして世界を語るな」

タイで経験した様々な出来事を紹介する。

タイ人は存在しない

それまでの自分は”タイ人”と聞くと、「浅黒い肌で、鼻が丸い」という漠然としたイメージがあった。

しかし、実際にタイへ行くと、そのイメージは簡単に壊された。

日本や韓国、中国などの東アジア人のような風貌のタイ人。
肌が白く、目がシュッと細い、黒髪。

欧米とアジアのハーフのような顔立ちのタイ人。
白人にアジアの血が入ったマイルドな雰囲気。

目鼻立ちがくっきりとしたインド系タイ人。
パンジャビ・ドレスやサリー、ターバンを身にまとう。

まさかタイという東南アジアの国が、ここまでインターナショナルな国だとは思わなかった。

日本よりもはるかに多くの国々の血が混ざりあっている。
当然、「タイ人」と言っても顔立ちは様々。

典型的な顔をしたタイ人など存在しない。

学生時代に初めてタイへ行ったときの衝撃は忘れない。
「タイ人って面白い」と。

スタイルが鬼

外国の血が混ざっているという背景もあるが、とにかくタイ人はスタイルがいい。

等身がえげつない。
手足が長く、頭が小さい。

例を挙げれば、BLACKPINKのリサや(G)I-DLEのミンニのような子がリアルにバンコクの街中を歩いている。

体感的には4日に1人ぐらいの割合で遭遇する(KPOPアイドルのような等身)。

最近だと”余白のない顔”が美人の条件と若者の間で言われているが、そんなレベルではない。

頭蓋骨から違う。

前頭骨、頭頂骨、後頭骨、側頭骨のサイズがそもそも日本人と大きく異なる。

顔の余白どうこうではない。
生まれ持った頭蓋骨のサイズがそもそも違う。

宮崎の最高級マンゴー「太陽のタマゴ」5Lくらい小顔のタイ人がいる。
顔(頭)が小さいのだから当然余白は少ない。

だが、みんながみんなそういう体型ではない。
タイでは肥満人口が増加傾向にあり社会問題化しつつある。

タイ人は微笑まない

タイは「微笑みの国」と形容されることが多い。

実際は否である。

否定的な意味はないし、ネガティブキャンペーンでも全くない。
むしろタイ大好き人間である。

誰が”タイは微笑みの国”と言い出したのか不明だが、タイを旅行してそう思ったことはない。

屋台、レストラン、観光スポットに行っても特にスタッフは微笑まない。
基本無表情だし、塩対応。

日本の接客の方がはるかに微笑みや温かさを感じる。

歯が綺麗

タイ人の顔立ちとともに驚いたのが、タイ人の歯並びの良さである。

とにかく歯並びの良いタイ人が多い。

街中を歩いていてもワイヤー矯正をしているタイ人がゴロゴロといる。
学生だけでなく、40代や50代の中年層も矯正治療をする。

例えば、タイの芸能人。
歯並びの悪いタレントはテレビに出れない。

日本では、歯並びの悪い役者やアイドルなど普通にいる。
タイではあり得ない。

タイドラマや映画を観てみてほしい。
歯並びガタガタの人はいないはずだ。

もし歯並びの悪い演者がいたら教えてほしい。

タイ人の歯に対する熱意、情熱、執着はアメリカ人より強いと思う。

私が歯列矯正をやったのも、タイ人との出会いが大きい。

自分の歯並びを意識したことがなかったのだが、タイ人と写真を撮ってみて思った。

「全然違うわ」

口元の印象が全く違う。
顔下半分の見え方が異なる。


タイ人は日本人・韓国人・中国人をどう見分けるか。
「歯並びが悪いのは日本人」という判断基準を持つタイ人がいる。

事実だから何も言えない。

世界的に見ても日本人は歯を重要視しない。

特に歯並びに関しては驚くほど気にしないと思う。
実際、自分がそうだっただけに否定のしようがない。

日泰の歯に対する意識の違いにカルチャーショック的なものを受けた。

タクシーの高速移動

タイに行くとタクシーを利用する機会が多い。

日本のように在来線や地下鉄が普及しているわけではないため、公共交通機関を利用しての観光には限度がある。

日中に街中で乗るタクシーは日本と変わらないが、夜、または高速道路を走る時のタクシーは、ドン引きするくらいの速度で走る。

渋滞で有名なタイ・バンコク。
そんなバンコクも深夜になると交通量はグッと減る。

高架鉄道が通る高架下大通りを直進するときには、100キロ近くスピードを出すタクシー。

普段は渋滞でゆっくりと景色が変わる街並みが、一瞬でA地点からB地点に移動する。

バンコク市内から空港へ向かう際に乗ったタクシーは、140キロ近いスピードを出していた。

タイにも法定速度はある。
一部の区間のみだが、空港へ行く高速道路は120キロ。

それを上回る速度。
グーグルマップの現在位置が、通常の60キロ走行の倍の速度で動くから大したものである。

「そんなに急がなくていいのに、、、」と心の中で囁きながら、シートベルトをギュッと握る。

日本よりも英語が通じる

タイに行って驚いたこと。
英語が通じる。

日本よりも全然通じる。
間違いなくそう言える。


小さな小さなローカルの屋台、というよりキッチンカーみたいな。

腕にタトゥーがたくさん入った若い青年が流暢な英語で私の注文を取りにきた。

私は外国語学部英語学科を卒業しており、一般的な日本人よりは長く英語に触れてきた。

「一体どこでその英語を身に着けたのか」というくらい上手な英語。

中には「この子はネイティブかな?インターナショナルスクールでも行ってたのか?」と思うくらい綺麗な発音のタイ人にも出くわす。


では、日本人は英語力という点でタイ人に劣っているかと言えば、そうではない。

単語力や文法の面では圧倒的に日本人に分があると思う。

ただ、会話とリスニングという点においては、タイ人の方が全体的に難なくこなすと個人的には思う。

小さなミスを気にしないというタイ人の国民性が、語学の上達にプラスに働いているのではないか。

タイ人は汗をかかない

東南アジアに位置するタイは年間を通して湿度が高くムシムシとしている。少し歩くだけで体から汗が噴き出す。

そんな気候にも関わらず、なぜかタイ人の肌はサラサラしていて、べたつきが感じられない見た目をしている。

タイ人に聞くと「タイ人だって汗をかく」と言うが、どう見ても肌のテカリがない。

体質、汗腺、毛穴、代謝、食生活などキーワードになりそうなものは出てくるが、科学的なことは一切わからない。

とてつもなく臭い道

タイを歩くと日本では嗅いだことのない強烈な悪臭が漂う瞬間がある。
ヘドロのような、とにかく日本では嗅いだことがない臭い。

最初は息を止めたりしていたが、タイにはまっていくにつれ、その悪臭に慣れ始める。

人間の慣れは恐ろしいもので、今まで避けていたのに、次第と求めるようになる。

つい最近、4年ぶりにタイへ行ってきたのだが、あの臭いを嗅いだ瞬間に「そうそうこれこれ」とテンションが上がってしまった。

あの臭いを嗅ぐということはタイに来たということ。

懐かしさを感じてしまった。
4年間嗅ぐことのなかった臭いが。



この記事が参加している募集

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。みなさまからのサポートは、今後の活動費用として使わせていただきます。