![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142475132/rectangle_large_type_2_9b408fe701023467150e03990191ea34.png?width=800)
リワークのススメ【後編】|就業訓練編
前回までのあらすじ *この記事は後編です
急に休職を命じられ、茫然自失のアラフォーベンチャー男。
成果への焦燥感で忘れていた自分の好きなことなどのココロを少しずつ取り戻していく。
今回は、その続きとして、いよいよ本格的な復職に向けて、やっていたことを紹介していきます。
前回のお話を未読の方や、「どんな話だったっけ?」という方は、↓のリンクからどうぞ
Step2 生活リズムを整える
![](https://assets.st-note.com/img/1717145456335-RrQZSWjtGz.jpg?width=800)
少しずつ自分が好きだったことや、自分の奥底に隠れていた”恐怖感”のようなものが見えてきたなかで、いよいよ本格的な復職に向けて動き出します。
まず、最初に始めたのが朝決まった時間に起きること、そして、決まった時間に寝ることでした。
ただ、これもいきなりではありません。この休職期間に学んだ大きなポイントの一つは、少しずつやること、スモールステップの大切さです。
この起床時間と就寝時間も最初からストレッチの効いた時間に設定するのではなく、まずは現在の時間をベースに設定をしていきます。
具体的には、この頃は気の向くまま夜遅くまでゲームをしていたので、まずは2:00までに寝る。1:00までに寝る。0:20までに寝る。という風に刻んでいきました。
ちなみに、この0:20という就寝時間の目安は、今も基準としてずっと続けています。朝も同様に8:00までに起きる。7:30までに起きる、7:00までに起きるといった具合に少しずつ慣らしていきます。
Step3 図書館に行く
![](https://assets.st-note.com/img/1717145898554-H81wN2pPNw.jpg?width=800)
そして、いよいよ日中の時間にやることを作っていきます。
それは、決まった時間に図書館に行くというものでした。
もちろん、ここでもスモールステップを組み込んでいきます。
最初は週に2回、3回と徐々に増やしていきます。
また、最初は10:00~12:00でしたが、徐々に時間を増やしていきました。
図書館に行った後はどうするかというと、気の向くままに読みたい本を読むという形です。借りたかったら借りればいいですが、基本的に図書館に行って読むという行為は変わりません。
もちろん、読書に限らず、勉強的なものでも可です。
わたしの場合は、アンガーコントールや育児ストレスの話、お金に関する本など、そのとき気になっていた本を読むようにしていました。
そして、慣れてきたら、読む本を仕事に関する本に変えます。
わたしの場合は、以前読みかけだった、カスタマーサクセスに関する本を読むようにしていました。
もちろん、ここでも、最初は2時間だけ仕事の本、残りは好きな本など、スモールステップは忘れません。
Step4 復職ブルー
マリッジブルーのような意味合いで使ったのですが、「復職ブルー」というものがあるのなら、間違いなく当時のわたしはその状態でした。
*一応、noteでも検索してみましたが、「復職ブルー」の単語は、うまくヒットできず(泣)
と、言うのも、今まで書いてきたようにスモールステップを繰り返し、少しずつ状態が整っていくのを感じていました。
しかし、だからと言って、復職して仕事をバリバリやっているイメージはまったく湧かず、「結局また同じようになるのでは…」という不安が募っていきます。
ただ、そこでも救ってくれたのはスモールステップで、稼働日数や時間を徐々に増えるような形で、カウンセラーさんが復職計画を立ててくれたことで、なんとか前向きな気持ちになることができました。
後に専門家の人に聞いた話ですが、実はメンタルによる休職者は2年以内に再発する割合が50%を超えているそうです。
確かに、この「復職計画」がなかったら、わたしもそのまま再発していたかもしれません。それぐらい、ここの期間は山場でした。
Step5 無事復職。しかし…
そして、休職から3か月後、無事に復職することができました。
最初は、単純な作業から慣らしたほうがいいのではということで、リスト関連の事務作業から始めてみます。
ただ、これは正直面白くなく、メンタルは削れていくばかりでした。
裁量や仮説や改善案を自分で考えることができないことがストレスの原因だったのですが、この点については、自分も甘かったと思っています。
ちゃんと自分でも「何がストレスなのか」を理解し、主張する必要があったと今なら思えます。
会社としても、復職者の扱いを決めあぐねているところもあり、かといって、再発されても困るという形で、わたしの扱いや距離感はだいぶ困らせてしまったのではないかと思います。
そのなかで、自分のなかで救いだったのは、以前一緒に別な業務をやっていたメンバーが声をかけてくれたこと。
バリバリのクリエイティブ脳を使う仕事だったことや、他のチームと独立した動きが取れるところだったので、非常に助かりました。
そして、結果的に、その動きが評価され、既存のサービスと統合されていき、今に至っています。
もちろん、そこに至るまでも、何度かメンタルの軽い振り戻しがあったり、習慣化を自主的に始めてみるという、本当に「整う」までの期間もあったりしたのですが、そのあたりはもし需要がありそうでしたら、第3弾も書いてみますね。
取り急ぎ、今回の「リワークのススメ」前後編は、ここで終わりにしたいと思います。
また、今回の記事を書くにあたって、他の方の復職noteも拝見していたのですが、san-fanさんが書いていた一節があまりに印象的だったので、ここに紹介させていただきます。
ただ、この休職体験で、人生の軸(=Value)が見つけることができた、と感じています。
まさに、わたしにとっても、休職期間は挫折ではなく、自分自身の生き方を見直すことができました。
みなさんの休職エピソードや「そうそうあるある」というのがあったら、ぜひコメント欄で教えてくださいね!
エール・投げ銭的な形でいただけるとうれしいです!わたし自身もエシカル消費的な発想が好きなので、お互い応援したい人にサポートしましょうね!いただいたサポートは、お気に入りの文房具やツール関連の費用に使わせていただき、noteでも紹介しますよ!